EF-M 32mmF1.4のマクロ撮影の続きです。
前回は、焦点が合いませんでした。
そこで、オートフォーカスか、マニュアルフォーカスで、焦点合わせの改善を考えます。
Kiss Mは、位相差、オートフォーカスを搭載していますので、今回は、オートフォーカスを検討して、次回、マニュアルフォーカスを検討することにします。
オートフォーカスのモードをチェックしてみたところ、ワンポイントではなく、エリア+瞳認識になっていました。
エリア・オートフォーカスの場合には、合焦している位置を、複数の緑色の四角で表示します。その場合は、エリア・オートフォーカスであることが、モニターでわかります。一方、タッチシャッターを切った場合には、タッチしたポイントに緑色の四角が1つだけ表示されます。なので、タッチシャッターの場合には、自動的に、ワンポイント・オートフォーカスになっていると考えたのですが、前回の結果をみると、そうも言い切れない気がします。
そこで、ます、フォーカスモードをワンポイントに設定しなおしました。
次に、撮影して見たのですが、今度は、自動視点が、簡単には、合いませんでした。
それから、タッチシャッターを実施してみましたが、前回よりは、オートフォーカスの精度が改善しました。
写真1が、EF-M 32mmF1.4のトリミングする前の写真です。
写真2が、EF-M 32mmF1.4のトリミング後の写真です。
写真2を見ると、本来であれば、焦点が合うべき、蝶の目の部分の焦点はあまくなっています。
写真3が、EF-M28mm F3.5 マクロのトリミングする前の写真です。
写真4が、EF-M28mm F3.5 マクロのトリミング後の写真です。
写真1と写真3を比べると、写真3の方が、蝶が大きく写っています。
単純に考えれば、EF-M28mm F3.5 マクロに分があるように見えますが、そうとは言い切れません。
EF-M28mm F3.5 マクロは、レンズの先端が蝶に触れるくらいまで、近づくことができます。
しかし、そんなことをすれば、普通なら、蝶は逃げ出してしまいます。
写真3では、EF-M28mm F3.5 マクロレンズの先端が蝶が止まっている葉にふれる寸前まで近づいています。
今回のシジミチョウは、よほど、撮影した葉の上が、居心地がよかったようで、ここまで、近づいても逃げ出しませんでした。
しかし、それは例外であって、EF-M28mm F3.5 マクロレンズでも通常は、写真1と同じレベルまでしか近づけないはずです。
その場合には、マクロレンズが大きく写るというメリットはなくなるので、EF-M 32mmF1.4で、マクロ写真を撮影するのも、合理的です。
写真4でも、目には、焦点があっていませんが、このレベルで妥協するか、マニュアル・フォーカスで、更に、追い込むかの選択になります。ただし、蝶が動く場合には、マニュアル・フォーカスは使えないので、このレベルで妥協するしかありません。