ミラーレスカメラのマウントの考察

今更ではありますが、ちょっと、気になったので、メモしておきます。

 

マウント    フランジバック  口径  発売日  

マイクロフォーサーズ        20mm        40mm 2008年10月

ソニーE               18mm        46mm     2010年06月

ペンタックスQ                   9.2mm        29mm     2011年08月

ニコン1                              17mm        36mm     2011年10月

フジフィルムX                  17.7mm      43.5mm  2012年02月

キヤノンEF-M                    18mm        47mm     2012年09月

イカL/T             20mm        51.6mm 2014年05月

ニコンZ                             16mm         55mm     2018年08月

キヤノンRF                        20mm        54mm      2018年09月

 

この中で、ペンタックスQ、ニコン1 、キヤノンEF M は消滅しました。

 

ソニーのEマウントには、フルサイズセンサーが入ります。

 

ソニーの口径は、46㎜ですが、ライカL/T 、ニコンZ、キヤノンRF   の口径は、50mmを越えています。

 

フォーサーズフランジバックは 38.67mm、口径は46mmでした。

 

マイクロフォーサーズ では、口径を40㎜に落としていますが、46㎜のままであれば、APS-Cは入ったと思います。

 

マイクロフォーサーズ  のフランジバックは、20mmで口径は40mmです。

 

マウントアダプターを付けても、フランジバックを短くすることはできません。

 

 

しかし、ドーナツ型の埋め込み式マインとアダプターであれば、同じフランジバックでも可能と思われます。

 

マイクロフォーサーズフランジバックは20mmで、ソニーのEマウントは、18㎜で2㎜しか差がありませんが、この間のマウントアダプターがあります。

 

カメラメーカーであれば、埋め込み式のマウントアダプターをつくることができます。

 

デザインに問題はあるかも知れませんが、技術的には可能なはずです。

 

ソニーがEマウントにフルサイズセンサーを載せてたのは、2013年のα7からです。

 

キヤノンEF-Mは、2012年09月でその少し前になります。

 

EF-Mでは、フルサイズセンサーを考えていなかったと思われます。

しかし、スペックは、Eマウントより余裕がありますから、フルサイズセンサーは積めるはずです。

 

こうしてみると、次の点が疑問になります。

 

(S1)ニコン1  とキヤノンEF-M  マウントを決めて時に、汎用性(拡張性)が考慮されていたとは思えない。

 

(S2)オートフォーカスの仕様が公開されているのは、ソニーE とフジフィルムXだけです。    マイクロフォーサーズ は非公開のようです。

 

(S3)カメラメーカーは、マウント規格作成時に、汎用性と互換性には関心がないように見えます。

 

現在のマウントがこうなっていることは理解できます。

 

しかし、かくあらねばならないと納得することは難しいです。