マウント消失の恐怖

キヤノンが、RFマウントで、ASP-Cサイズのレンズとカメラを出したことは知っていました。

 

これは、EF-Mマウントがなくなることを意味します。

 

過去に消滅したマウントには、ニコンニコン1のCマウントがあります。

 

筆者は、Cマウントのカメラを使っていた時期もあります。

 

ニコン1は、カメラの性能は良かったですし、レンズも悪くありませんでしたが、如何せん、レンズの種類が少なすぎました。また、インターフェースが独自で、使いにくかったです。

 

その頃は、メインには、ニコンAPS-Cの一眼カメラを使っていました。

 

そのため、キヤノンも、APS-Cの一眼を使うことはないと考え、キャノンは、小型のEF-Mマウントのカメラ(EOS M)を使い始めました。

 

EF-Mマウントのレンズも種類は多くはありませんが、Cマウントとは違って、マクロ、広角、望遠と一通りは揃っています。性能が尖ったレンズはEF-M32㎜F1.4だけで、レンズは小型で安価な代わりに、暗いです。

 

レンズが暗いことは、ISOを上げれば対応できるので、設計思想としては理解できます。

 

問題は、レンズに手振れ防止がついていない場合で、F値の明るいレンズでも、手ブレで失敗することがあります。

 

さて、EF-Mマウントのレンズは、1年に1種類くらいの速度で、少しずつ追加されましたので、順次購入して、全て持っています。新旧の標準ズーム、望遠ズーム、広角ズーム、便利ズーム、換算50mm単焦点、パンケーキ、マクロと9種類です。

 

EF-Mマウントのレンズは、色収差はデジタル補正が基本で、非球面レンズは使いますが、FDレンズは使わないので、安価で小型になります。

 

EF-M18-150㎜のように、RFSマウント用が発売されたものもありますが一部です。

 

EF-M18-150㎜は、55千円でしたが、EF-M18-150㎜は62千円で、若干高くなっています。

 

EF-M18-150㎜は、完売して、2023年には、中古しか入手できなくなりました。

 

中古でも、45千円もします。

 

フイルムカメラの時代には、同じマウントのカメラとレンズが継続して販売されていました。新製品の開発が止まっても、旧型の新品がメーカーから入手できました。

 

2023年1月末に、キヤノンショップで販売しているEF-Mマウントのカメラは、EOS Kiss M2・ダブルズームキットだけです。

 

他の機種がないだけでなく、Kiss M2のカメラ本体、シングルレンズキットは、完売で発売していません。

 

ところで、昨日、Kiss Mのシャッターが落ちなくなりました。

 

今まで、経験したデジタルカメラの不良は、初期不良を除けば、電動ズームレンズの故障が3回だったので、カメラは壊れないと思っていました。

 

様子を見て、修理にだす予定です。

 

Kiss Mより古い、EF-Mマウントのカメラとしては、EOS M3(2015年3月発売)が手元にありますが、センサーはともかく、自動焦点が、位相差でないので、動いているものは撮影できません。



「BCNランキング」の2022年1月1日から12月11日の日次集計データのミラーレス一眼の実売台数ランキングから、キヤノンの部分を抽出すると以下のの通りです。

 

1位 キヤノン EOS Kiss M2 ダブルズームキット ホワイト

3位 キヤノン EOS Kiss M2 ダブルズームキット ブラック

6位 キヤノン EOS RP・RF24-105 IS STM レンズキット

8位 キヤノン EOS R10・RF-S18-150 IS STM レンズキット

 

Kiss M2が、これだけ売れているのだから、EF-Mマウントが廃止になっても、直ぐに、問題が起こるとは考えていませんでした。

 

しかし、2023年1月現在で、EFーMマウントのボディとレンズは売り切れの状態にあります。

 

2022年2月には、EOS Kiss M3が2022年の第4四半期に登場するという噂もありましたが、

現在、キヤノンは、EF-Mマウントの売り切りビジネスをしているので、売り切れ次第、今後は、RFマウントのカメラを買えと言うことです。

 

RFマウントのカメラのEF-Mのレンズが着きません。これは、EF-Mの方が、フランジバックが2㎜短いためです。ということは、EF-Mのレンズは、EF-Mマウントのカメラでしか使えません。

 

Kiss M2の新品の最安値は、2022年7月頃で、2023年には1万円くらいくなっています。

 

シングルズームが+1万円、ダブルズームが+2万円します。

 

結局、アマゾンで、シングルズームを見つけて注文しました。

 

マウントが廃止された場合、カメラが壊れると持っているレンズは全て使えなくなります。

 

今までは、カメラが壊れることを想定していませんでしたが、一旦壊れると、お手上げになることがわかりました。

 

カメラのシャッター寿命に達したのかも知れません。ただし、複数のカメラを使いまわしているので、シャッター寿命は今まで気にしたことはありません。



引用文献

 

BCNランキングの集計で2022年に最も売れたミラーレスカメラは「EOS Kiss M2」2023/01/04

https://digicame-info.com/2023/01/2022eos-kiss-m2.html