現在のdarktableのフィルミックRGBは、v.6です。
darktableのフィルミックRGBモジュールは、Aurélien Pierre氏が開発してきました。
2022年末に、Aurélien Pierre氏は、dakrtableを離れて、Anselの開発を行っていますが、いまのところ、darktableの新しいフィルミックRGBモジュールには、AnselのフィルミックRGBモジュールをコピーして組み込む可能性が高くなっています。
最近、AnselのフィルミックRGBモジュールは、バージョンアップして、フィルミックRGBのV.7になりました。
dakrtableの次のバージョンアップでは、現在のフィルミックRGBのV.6に替えて、AnselのフィルミックRGBのV.7が組み込まれると思われます。
フィルミックRGBのV.7では次の変更が行われました。
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「Filmic v7 では、クロマ保存基準が削除されます。彩度パラメータは、以前の
最大 RGB クロマ保存基準と「彩度保存なし」モードの間でユーザー定義のミックスを駆動します。
+50 % の彩度は、以前の最大 RGB クロマ保存モードと同じです。
-50% の彩度は、以前の保存モードなし (色相と輝度が一定の場合) と同じです。
0 % は、両方の等量混合 (平均)、
±50 % を超える値は線形外挿です。
いかなる場合でも :
飽和は最大で元の値に強制されます (アルゴリズムは再飽和が禁止されています)。
色相は元の値で強制され、色域マッピングは以前の Yrg と同じです。
したがって、彩度パラメーターは、特に肌の色合いと空で、彩度の漂白の量のみを制御します。
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ここで、「色保存モードを削除し、彩度処理を簡素化」した点が議論になっています。
これに問題があれば、フィルミックRGBのV.6を使い続けるという選択もあり得ますが、今のところ、そこまでの問題とは判断されていないようです。