常総市地域交流センター(1)(常総市)
常総市地域交流センターの外見はお城の形をしていて、模擬天守閣の別名は、豊田城です。
平成4年(1992年)に開館しています。
昭和の中期までは、コンクリートのお城が建築されましたが、その後は、時代考証にあわないコンクリートのお城の建設はへっています。
平成に入ってからのコンクリートのお城の建設は珍しいと思います。
豊田城は、正平年間(1346~1370年)に桓武平氏一族の豊田善基が小貝川沿いに築いたといわれています。
豊田城跡は小貝川の堤防周辺にあり、常総市地域交流センターの場所ではありません。
このブログで繰りかえし書いていますが、バブルのころ(1992年)に、サイズの大きな建築が多くられました。
筆者は、文化の価値は、ハードウェアではなく、ソフトウェアにあると思っていまが、バブルのころには、ソフトウェアのないハードウェアがつくられました。
常総市地域交流センターにも、同じ傾向が見られます。建築の時代考証はありません。
常総市地域交流センターは7階建てです。7階には、展望用の回廊があります。
今回は、外見と、回廊からの風景を載せます。
常総市(旧石下町)の有名人は、長塚節なので、常総市地域交流センターには、長塚節の銅像、長塚節の展示室があります。
代表作「土」は、農民一家の厳しい暮らしと、厳しい自然描写だけで、ストーリーはないので、読みにくいです。
筆者は、中学生の時に読んで、途中で投げ出しました。
長塚節は、徒歩で旅行することが趣味で、トレードマークは、笠と着茣蓙(きござ)です。
写真2の銅像には、笠と着茣蓙(きござ)は入っています。この構図は、『長塚節全集 第2巻 短編小説・紀行文』(春陽堂)の口絵写真かたとられています。
旅行に就いて 長塚節 https://www.aozora.gr.jp/cards/000118/files/57448_59477.html