3D LUTの使い方(1)

PhotoshopLightroomには、画像のスタイルを設定するプリセットがあります。

 

darktableでプリセットに相当するのは、style fileと3D LUTファイルです。

 

style fileの難点は、公開されているスタイルファイルのほとんどが、表示参照ワークフローで出来ている点です。

シーン参照ワークフローに、対応しているstyle fileは5%以下です。

 

1)注意点1

 

3D LUTのファイルは、darktableでも、他のソフトでも、共通で使うことができます。

LUT(ルックアップテーブル)は、色をあわらす事前のテーブルと事後のテーブルの間の対応関係を定義します。

 

この場合の事前のテーブルがソフトが異なっても共通に処理されるとは言えない点が気になりますが、大まかには、ソフトの差がないと考えられます。

 

3D LUTを厳密に作ると、膨大なデータ量になりますので、間引いたデータを使い、補間します。

 

この精度に問題が生じることがあります。

 

2)注意点2

 

ファイル形式は次の3つがあります。

 

(1)style

(2)3dl

(3)cube

 

(1)は、スタイルファイルの形式なので、除外します。(2)または(3)を使うことで、ソフトが違っても読み込み可能なデータになります。

 

問題は、動画用のLUTも読み込めることです。

 

freeで出回っているLUTの過半数は、動画用です。

 

読み込んでも、darktableが壊れる訳ではありませんが、色の設計思想は違うと思います。



3)3d LUTSファイルの読み込み方

 

3dLUTモジュールでファイルを写真1のように読み込めばOKです。

 

ファイルは、次のサイトのものが標準です。



HaldCLUT

https://github.com/cedeber/hald-clut

 

Fuji Film Simulation Profiles

https://blog.sowerby.me/fuji-film-simulation-profiles/

 

写真1