今回も、EF-M 32mmF1.4と、LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4の比較です。
対象はマクロ撮影で、花にきた昆虫の撮影です。
なお、今回の写真は全てトリミングしています。
最初に、E-PL6に、LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4をつけて撮影しました。
絞りは、F4位にすべきでしたが、変更するのを忘れて、F1.4になっています。
まず、E-PL6は、コントラスト自動焦点のためタンポポの花に焦点がありません。
そこで、自動焦点+マニュアルフォーカスに設定を変更して、マニュアルで焦点を合わせました。Kiss M/M2のマニュアルフォーカスでは、カメラのモニター上に、焦点のあった部分に黄色のインジケータが表示されます。E-PL6には、そのような便利な機能はありませんので、焦点があっているか判定が難しいです。そこで、虫眼鏡のアイコンのついている拡大表示ボタンをおして、拡大表示させながら、マニュアルで焦点を合わせました。
昆虫が動く場合には、この方法では、焦点合わせはかなり困難です。
次に、Kiss MにEF-M 32mmF1.4を付けて撮影してみました。
Kiss Mは位相差を使って自動焦点を合わせているので、タンポポの花でも簡単に焦点が合います。
絞りは、昆虫の動きを考えて、シャッター速度を稼げるように、F4にしました。
撮影している感じでは、簡単に焦点があって、快適です。また、昆虫が花にとまった場合には、タッチシャッターで、昆虫の部分に焦点を合わせるようにしました。
写真1、2、3は、LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4で、撮影しています。
写真1のタンポポの上の昆虫は、かろうじて焦点があっている感じです。
写真2の蝶は、目のまわりの焦点はあっていますが。羽根の先はボケています。
写真3も、かろうじて焦点があっているレベルです。
写真4、5、6は、EF-M 32mmF1.4で、撮影しています。
写真4は、焦点がよく合っています。
写真5と写真6は、焦点が合っていません。
EF-M 32mmF1.4で最短で寄れる長さは、モニターの焦点があった時に表示される緑色の枠の有無で判断しています。焦点が合わないときには、赤色の枠が表示されます。
というわけで、Kiss Mの自動焦点がE-PL6の自動焦点に対して、余り優位にはなりませんでした。
6枚の中では、写真4が一番クリアですが、昆虫がいないので、比較対象外になります。これを除くと、歯切れの悪い比較になりました。
なお、蝶やハチを撮影する場合、動きが活発でないと撮影は容易になります。天候や時間帯で、動きの活発さは大きく異なりますが、その原因は、今の所わかりません。