4)Sigma 105mm f/2.8
問題点1)
Sigma 105mm f/2.8は、優秀なマクロレンズですが、フルサイズ用です。
CANONのAPS-Cにつけると、換算168mmになります。
このレンズは、「最新のLマウント専用テレコンバーターTC-1411(1.4倍)、TC-2011(2.0倍)を使用すれば、ワーキングディスタンスはそのままにさらに高い倍率でのマクロ撮影も可能です」ということなので、フルサイズでも、147mm、210mmで使う場合も想定しています。
その点では、換算168mmもありとは思います。
とはいえ、APS-Cにつけるとクリップして使うので、割高に思われます。
問題点2)
実は、Sigma 105mm f/2.8というレンズは2種類あります。
(1)ミラー付きカメラ用
2011年 8月 5日 発売
MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM
11群16枚
シグマ SA マウント用
123,200円(税込)
ニコン F マウント用
123,200円(税込)
キヤノン EF マウント用
123,200円(税込)
実売価格 CANON ¥57,310
(2)ミラーレスカメラ用
2020年10月23日 発売
105mm F2.8 DG DN MACRO | Art
12群17枚
ソニー E マウント用
104,500円(税込)
L マウント用
104,500円(税込)
実売価格 SONY ¥79,850
5)まとめ
(1)はよいレンズですが、(2)より劣ります。
現在、シグマは、レンズのラインアップを、アート、コンテンポラリー、スポーツの3つに分けていますが、(1)は、この分類が導入される前に発売されています。このグレードなしの古いレンズは、現在のラインアップでは3本だけです。
つまり、いつ改良型が出ても不思議ではありません。
(1)は、FEマウントなので、FE-Mマウントで使うためには、マウントアダプターが必要です。
以上を考えると、(1)を、購入する理由はあまりないと思われます。