マイクロソフトが、GitHub Copilotの公開とCopilot Explainの開発を進めているようです。
2022/05/26のPublickeyから、一部引用すると次のようになります。
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マイクロソフトは現在開催中の開発者向けイベント「Microsoft Build 2022」で、ソースコードの内容をAIが自然言語で説明してくれる「Copilot Explain」の開発を進めていることを明らかにしました。
GitHub Copilotでは、人間のプログラマがペアプログラミングの相手であるAIに対してこれから書こうとしているコードの意図を説明するために、まずコメントを記述します。そしてコードを書き始めると(あるいはコメントを書いたらすぐに)、AIがその意図に合致するであろうコードを提案してくれます。
Copilot ExplainはこのGitHub Copilotによるコメントからコードを生成する仕組みを逆にし、AIがコードを読んで自然言語で解説してくれるというもの。
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2022/05/26の日経新聞の解説はこれとは異なり、GitHub Copilotはコードを補完するツールで、補完率が30%を越えたといっています。
コンピュータができることを人間がするのは、馬鹿げています。自動車と競走するアスリートがいないのと同じ理由です。
ただし、依然として、「コンピュータができることを人間がするのは、馬鹿げている」と思わない人が多いです。
市場ができれば、「コンピュータができることを人間がするのは、馬鹿げている」と思わない人はいなくなると思います。
その先には、「コンピュータができることを人間ができるように教育するのは、馬鹿げている」など、派生形もある気がします。
教育カリキュラムはそうなっていません。
IT関係者は、コンピュータがいつ人間より賢くなるのかという疑問は持ちません。
大学生でも、真面目にこの疑問を持つ人がいます。
現在の自動車は、アスリートより賢くはありません。
だからといって、アスリートは、自動車と競走しても勝ち目はありません。
人間のワーキングメモリは7つくらいなので、容量では、コンピュータに勝てません。
GitHub CopilotとCopilot Explainは、最終的には、統合して、コーディングをサポートするはずです。
これが出来れば、コメントのルールや法律から、判定や判決に必要なコードを生成できると思われます。
そうなれば、試験の判定をするコードは簡単にできるはずです。
GitHub CopilotとCopilot Explainは、いまのところ、プログラミングのコードとコメントを対象にしていますが、その先のビジネスは大きいでしょう。
また、自動車と同じように、ツールが完全でなくとも、ツールを使うことで、専門家の生産性は、1人で、過去の数人分くらいになると思います。
引用文献
マイクロソフト、ソースコードをAIが読み込んで自然言語で説明してくれる「Copilot Explain」を開発中。GitHub Copilotは今夏に正式サービスへ。Microsoft Build 2022 2022/05/26 Publickey
https://www.publickey1.jp/blog/22/aicopilot_explaingithub_copilotmicrosoft_build_2022.html