75mmF4.8に、近い条件で撮影した梅の花の比較の続きです。
今回は、オリンパスのE-PL6のキットレンズ40-150mm F4.0-5.6R SLVです。
このレンズは、最大径×全長 φ63.5mmx83mm で、190g、レンズ構成は、10群13枚(EDレンズ1枚、HRレンズ1枚など)です。
前回のキャノンのEFM55-200mmF4.5-6.3は、φ60.9×86.5 mmで、260g、レンズ構成は、11群17枚です。
プラスチックレンズは軽いので、レンズの胴が、金属である必要は感じませんが、流石(さすが)にここまで、軽いことは少ないです。
EFMマウントの望遠レンズは、EFM55-200mmF4.5-6.3しかありませんが、m4/3では、望遠レンズは、よりどりですから、このレンズは、望遠レンズを購入するまでの保険だと考えて、あまり、使ったことはなかったのですが、使ってみると、思ったより良く写ることもあります。
キットのダブルズームとシングルズームの価格差が、1万5千円くらいのなので、2万円以下のレンズです。単体で買えば、3万円以上になりますが、中古が1万円台であるので、そうする人は少ないでしょう。
写真1は、比較対象のM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 IIの75mmF4.8です。
写真2は、74㎜F8.0です。
写真3は、74㎜F4.7です。
写真4は、82㎜F5.0です。
写真2のボケは、うるさい感じがします。
写真3と写真4は、よくボケています。ボケの円が、一部多角形になっているところがありますが、レンズの価格を考えたら検討していると思います。
ただし、写真1に比べると印象が弱い気がします。
なお、レンズの評価記事では、ボケの形がうるさいとか、ピントが甘いとかいう注釈が多いですが、その基準を当てはめると、20年以上前の傑作写真は、全てダメ写真になりますので、不毛な議論だと思います。
音楽は、デジタル録音でなく、アナログどころか、モノラル録音でも、中身があれば、聞くに値します。
なので、ボケの歪みも、写真のクセのうちと思っています。
ただし、特性をよく理解しておくに、越したことはありません。