今回は、darktableで秋の写真を実際に編集してみます。
写真1は、秋の浅間山の写真です。カメラは、m4/3なので、フルサイズ換算の画角は、58mmになります。
写真2では、手前の駐車場の部分をトリミング(crop & rotate)で、外しています。
色を調整する基本は、カラーバランスRGBです。
写真3は、カラーバランスRGBのmasterタブです。masterタブは、主に、色の強さを変えます。色合いを変えることができるのは、hue shiftだけです。ここでは、hue shiftを少し、左に振っています。
写真4は、カラーバランスRGBの4waysタブです。このタブでは、色合いを変更できますが、今は使っていません。
写真5は、写真3のhue shiftに、トーンイコライザーで、relight: fill-inのプリセットをつかっています。
写真6では、カラーキャリブレーションで、色温度を少し下げて、空を青くしています。
写真7では、カラーゾーンで、木の色を赤に振っています。
カラーゾーンは、強力ですが、色が不自然になります。そこで、hue shiftとカラーゾーンを止めて、写真3のカラーバランスRGBの4waysタブを使った結果が、写真8です。こちらの方が、自然です。
ここでの編集のポイントは、紅葉の表現ではなく、常緑樹の松の緑を残す点にあります。
前の記事