今回は、広角の写真です。とはいっても、広角レンズはズームを2本もっているだけなので、今回は、新しい方のキャノンのFE-Mマウントの広角レンズの例です。
ところで、先日、Huginでパラマ写真を作ってから、広角レンズは、必須なのか、考えています。
2021/10/23
パノラマは、左右に並べた複数枚の写真を1枚につなぎ合わせます。この場合、左右の画角は広がりますが、上下の画角はひろがりません。
しかし、Huginは、左右だけでなく、上下にも写真を繋ぐこともできます。画像を4枚、田の字に並べて、つなげられれば、標準レンズを使っても、広角写真ができます。
もちろん、手間がかかりますし、接続に失敗することもあります。
しかし、使用するレンズによっては、従来の広角レンズでは、とれない写真がとれる可能性があります。
例えば、単焦点レンズを使えば、F1.4の広角写真も可能です。
秋の写真を撮る(2)で、述べましたように、秋の写真向けの画角はなく、今まで見たことのない画角の写真に、チャレンジすることに意味があります。コストがかかりませんので、Huginによる広角は試してみる価値があります。
2021/10/28
写真1は、標準ズームレンズの広角側換算24㎜です。
写真2は、換算18㎜の広角レンズです。
写真1と写真2の写る範囲の違いが画角の差になります。
このシーンでは、広角にするメリットはあまりありません。
また、18㎜では、魚眼のように極端に、歪んでいる訳ではありません。
写真3は、darktableのoutputの設定で、EXIFをONにしています。
写真4は、darktableのoutputで、RAWと同じサイズのJpeg画像を作るには、ピクセルサイズを、0x0に設定します。
写真5は、Huginの設定で、ここで、EXIFを有効にします。
写真6は、Huginによる換算24㎜の画像を使った、合成広角画像ですが、ここでは、ずれが残って、合成に失敗しています。
画像は、長さが3分の2は重なるようにした方がよいようです。あまり大きく、カメラを振りすぎないことが重要です。これが、失敗の第1の原因です。
今回の合成の失敗の第2の原因は、手前の部分が水になって、コントロールポイントがとれなかったことです。
写真6は、失敗ですが、写っている範囲をみれば、写真2より、広い範囲が写っています。
もう少し、コツをつかめば、何とかなると思います。
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