滝の編集
滝の撮影と編集について、検索をかけて、調べてみました。
滝の撮影については、既に書いていますが、もう少し、確認しておこうと思いました。
2021/11/06
いくつか、わかったことがありますが、意外な点もありました。
第1は、滝は、水量の多い時期をねらって、撮影することが基本であるということです。
基本は、雨の多い時を狙います。したがって、秋は、水量の点からすれば、よい時期ではありません。
第2は、シャッター速度で、3分の1秒くらいが基本です。しかし、これより長い例もあります。しかし、シャッター速度を長くすると、白飛びが起こります。露光を下げれば、白飛びは、避けられますが、ノイズの問題がでます。なので、あまり長くするべきではないと思いますが、長いシャッター速度を使っている人もいます。
明らかに、白飛びしている写真がかなりありました。
第3は、絞りです。デジタルカメラでは、F8から、F11くらいまでが、回析の影響が出ない範囲になりますので、これより絞ることは、すすめられないと思います。しかし、F14など、かなり絞った方がよいという記載が多いです。これは、水流の表現に関係があるのかもしれません。
第4に、主題である滝を明るくして、周囲を暗くする編集が見られました。
風景の主題については、次で、述べています。
2021/11/14
滝を主題とした風景であれば、滝を明るくして、周囲を暗くする編集も、主題を中心にすれば、考えられますので、今回は、この方針で、画像編集をしてみます。
写真1は、通常の明暗の編集です。
写真2では、滝の水流を明るくして、周囲を暗くしています。明暗の変更は、トーンイコライザーで行います。
ここでは、カラーキャリブレーションで、水の色を青白くしています。
また、カラーゾーンで、紅葉を赤くしています。
写真3は、通常の明暗の編集です。
写真4では、滝の水流を明るくして、周囲を暗くしています。
カラーゾーンで、紅葉を赤くしています。
写真5に、見るように、この場合、滝の水流は白飛びしているので、フィルミックRGBで、白飛びを修復しています。
写真6は、通常の明暗の編集です。
写真7では、滝の水流を明るくして、周囲を暗くしています。
写真7では、カラーゾーンで、紅葉を赤くしたあと、カラーバランスRGBのヒューシフトで、全体を赤くしています。
伝統的に夕陽などを赤くする場合には、色温度を変更する手法が知られています。
しかし、滝の写真で、色温度を変更すると、白い水の色も変わってしまいます。
ヒューシフトであれば、白い水の色は変わりません。
写真8では、更に、念のために、最後に、カラーキャリブレーションで、滝の水の色を白にしています。
まとめると、滝の水流を明るくして、周囲を暗くする編集は、それなりに効果があります。
モミジの赤を際立たせるのであれば、水流の色は、完全な白よりも、若干、青みがかった方がよいと思われます。
写真9では、カラーキャリブレーションで、水流を青くしています。
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