写真の解像度を上げる(2)ローカルコントラスト(1)風景

ローカルコントラスト(1)風景

darktableで、解像度を上げるモジュールには、コントラストイコライザー、ヘイズ除去、ハイパスフィルターがあります。今回は、基本のローカルコントラストを取り上げます。

実例をあげて、すこし丁寧に見ていきます。

ローカルコントラストを使うと、基本的には、画像がくっきりします。

この機能をいつ使うべきかを考える必要があります。

ポートレートなどでは、判断が難しいときがありますが、風景写真であれば、まず、使って問題になることはありません。

写真1は、建築の室内の写真です。左が、ローカルコントラストなし、右がローカルコントラストありです。この左右の配置は、以下の写真で共通です。写真1で、わかりやすいのは、植木の葉ですが、ローカルコントラストありの右が、くっきりしています。ローカルコントラストには、detail、highlights、shadows、midtone rangeの4つのスライダーがあります。写真1は、この4つのスライダーの値は、プリセットのままです。

写真2は、屋外の風景です。ここでも、この4つのスライダーの値は、プリセットのままです。風車の緑色のタイルが、右の方がくっきりしています。

写真3は、写真2と同じ風景です。この4つのスライダーの値は、プリセットから、detailのスライダーを右にふっています。右の画像が暗くなり、解像感が強くなり、ダイナミックな感じになります。

写真4は、写真2と同じ風景です。この4つのスライダーの値は、プリセットから、midtone rangeのスライダーを右にふっています。右の画像がすこし暗くなり、midtone range解像感が強くなっています。

写真5は、写真2と同じ風景です。この4つのスライダーの値は、プリセットから、highlightsのスライダーを右にふっています。右の画像がすこし明るくなっていますが、highlightsの解像感が上がります。

写真5は、写真2と同じ風景です。この4つのスライダーの値は、プリセットから、shadowsのスライダーを右にふっています。右の画像がすこし明るくなっていますが、shadowsの解像感が上がります。

4つのスライダーでは、detailの効き方が大きく、スライダーを右に振ると、解像感が上がりますが、コントラストが強くなります。

highlights、shadows、midtone rangeは、該当する部分の解像感が上がります。

f:id:computer_philosopher:20211013215108j:plain

写真1

f:id:computer_philosopher:20211013215133j:plain

写真2

 

f:id:computer_philosopher:20211013215153j:plain

写真3

 

f:id:computer_philosopher:20211013215210j:plain

写真4

f:id:computer_philosopher:20211013215233j:plain

写真5

 

f:id:computer_philosopher:20211013215249j:plain

写真6

 

前の記事

写真の解像度を上げる(1)撮影条件 2021/10/13

次の記事

写真の解像度を上げる(3)ローカルコントラスト(2)風景 2021/10/15