ローカルコントラストには、detail、highlights、shadows、midtone rangeの4つのスライダーがあります。
前回は、風車の風景写真を例に、この4つのスライダーを、プリセットから、右側に動かした場合の変化をみました。
今回は、風景のサンプルを変えて、この4つのスライダーを、プリセットから、左側に動かした場合(ダウン)と、右側に動かした場合(アップ)の変化をみます。
画像は、左右に分かれています。左が、ローカルコントラストなし、右がローカルコントラストありです。
写真2以降では、左が、プリセットのローカルコントラスト、右が、スライダーをプリセットから動かした場合です。
写真1では、左が、ローカルコントラストなし、右がローカルコントラストありです。
アヤメの葉を見ると効果がわかります。
写真2は、この4つのスライダーの値は、プリセットから、detailのスライダーをダウンしています。明らかに、細部がボケて消えています。
写真3は、この4つのスライダーの値は、プリセットから、detailのスライダーをアップしています。明らかに、細部がボケて消えています。細部はくっりしていますが、コントラストが強くなり、空は、白くなっています。
写真4は、この4つのスライダーの値は、プリセットから、highlightsのスライダーをダウンしています。空の青色が濃くなっています。
写真5は、この4つのスライダーの値は、プリセットから、highlightsのスライダーをアップしています。空の青色が薄くなっています。
写真6は、この4つのスライダーの値は、プリセットから、shadowsのスライダーをダウンしています。奥の森が白くなっています。
写真7は、この4つのスライダーの値は、プリセットから、shadowsのスライダーをアップしています。奥の森が黒くなっています。
写真8は、この4つのスライダーの値は、プリセットから、midtone rangeのスライダーをダウンしています。空の青色が濃くなっています。奥の森が白くなっています。
写真9は、この4つのスライダーの値は、プリセットから、midtone rangeのスライダーをアップしています。空の青色が薄くなっています。奥の森が黒くなっています。
前回のまとめは以下でした。
4つのスライダーでは、detailの効き方が大きく、スライダーを右に振ると、解像感が上がりますが、コントラストが強くなります。
highlights、shadows、midtone rangeは、該当する部分の解像感が上がります。
これに、付け加えるとすれば、midtone rangeは、highlightsとshadowsを合わせたような効果が生ずることがあるということです。
前回は、風車で、表面が平らでした。表面が平らでない植物の葉の方が、ローカルコントラストの効果はわかりやすい気がします。
前の記事
関連記事
2021/10/13