洋菓子の「シーゲル」とパンの「モルゲン」は、つくば市では老舗になります。
この2棟は、建築家が不明なので、今まで紹介してきませんでした。「シーゲル」は、ウィーン菓子、つまり、ハプスブルク家のお菓子を作っています。風景写真としては、そういわれると、何となく、ウィーン風に感じらる建物です。
「シーゲル」のHPには、1979年に創業したと書かれています。学園都市への研究機関の移転開始が、1978年なので、事実上、学園都市とともにできたお店です。
1979年の創業当時は、松見公園の近くにあったそうです。このころは、西大通りも建設中で、ほとんどの店舗は、先に移転した筑波大学に近い松見公園周辺に集中していました。
洞峰公園の現在の位置に、1983年に移転しています。このときに、兄弟店のパンの「モルゲン」を開店しています。
写真1に、「シーゲル」と「モルゲン」を示します。建物の角が3つ重なっているように見えますが、手前の2つが、シーゲルの喫茶店とシーゲルの売店、奥が、モルゲンの売店です。
写真2は、逆から、見ています。手前の建物がモルゲン、奥の建物がシーゲルです。2つの建物のデザインは、全く同じで、注意しないと、建物が1つのような錯覚をします。
2枚の写真は、サクラの時期です。もうすぐ、開店から40年になりますが、大変きれいな建物です。
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シーゲル
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