フィルミックRGBによる暗所の表示
吐玉泉の写真を載せたとき(2021/03/08)に、今までと、異なった画像編集をしたので、補足しておきます。
そこで、目で見たような写真をあきらめて、光の祭の時に、吐玉泉がどんな状態であったかを説明する写真を作ることに、編集目的を変更しました。写真2は、改定版の吐玉泉の写真です。写真2であれば、吐玉泉の白い大理石が、うっすら見えますので、光の祭のライトが、吐玉泉の白い大理石のどこに当たっているかがわかります。
写真1と写真2の違いは、フイルミックRGBのカーブの形です。露光のヒストグラムは、あまり変わっていません。写真1では、S字型だったカーブが、写真2では直線に近くなっています。つまり、明るい所を押さえて、暗い所を持ち上げたことになります。今回説明したいことは、フィルミックRGBのカーブを直線に近づけると写真2のような、見た目を犠牲にする代わりに、わかりやすい説明ができる写真ができるということです。
写真1と写真2で、フイルミックRGBのカーブを直線化する効果がわかりましたので、写真3と写真4では、太郎杉の周辺に画像についても、同様の処理をしています。
太郎杉の周辺の画像で、見た目に近い画像は、写真3です。写真4は、実際の見た目とは異なりますが、入場者の様子がわかります。
以上は、かなり特異な編集だと思われますが、こんなこともできると頭の隅に入れておくと、使える時が有るかもしれません。