寄居SAの写真の修整では、darktableの操作方法については、あえて触れていません。しかし、この中には、今までの解説では含まれていないモジュールの複製がつかわれています。今回は、モジュールの複製について説明します。darktableを普通に操作して、マスクを使う場合、1つのモジュールは1つのマスクを持っているのが普通です。寄居SAの場合には、建物のクリーム色のマスクとラベンダーの紫色のマスクの2種類のマスクを使いわける必要がありました。このような場合には、モジュールの複製をつくって、処理します。
ここで、使ったモジュールはグラデーションデンシティです。グラデーションデンシティモジュールを開いて、一番上の右にある3つのアイコンの内の一番左をクリックするとモジュールの複製ができます。写真1のdragraduated denslty1が作成した複製モジュールです。デフォルトでは、モジュール名に数字が追加されます。このモジュール名は自由に名前を変えることができます。
写真2がグラデーションデンシティ(dragraduated denslty)モジュールの処理結果です。対応するマスクは、写真3に示しています。
写真4がグラデーションデンシティ1(dragraduated denslty1)モジュールの処理結果です。対応するマスクは、写真5に示しています。
このように、darktableでは、PhotoshopやGimpではレイヤーを使って、複数のマスクを使い分ける作業を、モジュールの複製をつくることで処理します。