darktableとLightroomの比較(13)

5)手順5/5 陰影を付け足す

 

アドビシステムズの説明は以下の通りです。

 

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写真に立体感を作っていくために覆い焼きツール焼き込みツールを使い、部分的な領域を明るく、または暗くしていきます。画面の一部分だけに光が当たっているような演出をすることで、撮影時の印象に近い立体感を作ります。

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ここで使うのは、覆い焼きツールと焼き込みツールです。

darktableの場合は、この2つに加えて、トーンイコライザーをつかった、ゾーンシステムも使えます。

darktable 3.6読本の訂正をしたいので、ここでは、まず、順番に、覆い焼きツールの説明をします。

 

darktable 3.6読本

https://novel.daysneo.com/works/435846bdeef3b48e11a6cb8090f80edd.html

風景写真の陰影を強調して立体感を演出する方法https://helpx.adobe.com/jp/lightroom-classic/how-to/deep-colors-tone-landscape-photo.html

覆い焼きツール

darktableには、「覆い焼きツール」というモジュールはありませんが、露光モジュールの新しいインスタンスにマスクを使用して部分的に露光を下げることで同じ効果が実現できます。



以前、露光モジュールの新しいインスタンスとグラデーションマスクの組合せがうまくいかなかったことがありますが、今回は、その問題は起きませんでした。



1)実例1 露光モジュールの新しいインスタンスに円形マスクを使用。




写真1 左:処理後 右:処理前。



 



写真2 露光の新しいインスタンスに描画マスク(円形)を設定。



 

 

写真3 設定されたマスクの確認。



 



写真4 マスクの部分を覆い焼き。



 

 

写真5 露光を調整。完成。



2)実例2 露光の新しいインスタンスにグラデーションマスクを使用






写真6 左:処理後 右:処理前。



 



写真7 露光モジュールの新しいインスタンスに描画マスク(グラデーション)を設定。

 

写真8 マスクの部分を覆い焼き。



 

 

 

写真9 露光を調整。完成。