darktableでポートレートを写す(6)Krita編

Kritaでキャッチ・アイを入れる

キャッチ・アイとは写真の瞳の中の白く光る部分です。

ポートレートでは、キャッチ・アイ(アイ・キャッチ、キャッチ・ライト)を入れることが望ましいと考えられることが多く、レフ版などを使って、キャッチ・アイをいれることが広く行われています。白い光の点であれば、小さい白い丸を瞳の中に書き込むことで、キャッチ・アイをいれることが可能です。しかしながら、実際の写真を見るとキャッチ・アイが皆無なことは少なく、弱く入っている場合が多いと思われます。

そこで、ここでは、新たにキャッチ・アイを入れるのではなく。既に入っている弱いキャッチ・アイを強調する方法を検討してみました。

写真1がサンプル画像です。

写真2は、キャッチ・アイの部分を別のレイヤーにコピーしています。このレイヤーの上で、フィルターの中のかーブを起動して、45度の直線のカーブを上に持ち上げると、明るい部分が、より明るくなります。

写真3に、カラー調整曲線のメニュー上の位置を示しています。

写真4は、修正したレーヤーが元の画像の上に表示させた修正後の画像です。写真1より、キャッチ・アイが明るくなっている(はず)です。この画像は、掲載前には一度、片目は修整効果をいれ、片目はそのままで表示したのですが、あまりに、右目と左目の差が大きかったので、両目修正版に差し替えて、現在の写真4になりました。しかし、写真1と写真4の違いが分かりにくいことも事実です。

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写真1 サンプル画像

 

 

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写真2 レイヤーの追加とカラー調整曲線

 

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写真3 カラー調整曲線のメニュー

 

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写真4 修正後画像

使用した写真は、「FREE RAW PHOTOS FOR EDITING」というサイトからダウンロードしたもので、特に、ライセンスの制限はないようです。

  • FREE RAW PHOTOS FOR EDITING

https://www.signatureedits.com/free-raw-photos/