さとやまガーデン
かつらぎロードのように、イオンモールつくばにも、ミニ公園があり、名前は「さとやまガーデン」といいます。
さとやまガーデンを取り上げた理由は、かつらぎロードとの比較のためです。
イオンモールつくばは、設計者:株式会社竹中工務店、施工者:株式会社竹中工務店出店なので、さとやまガーデンも竹中工務店の設計と思われます。
ただし、イオンモールは多数あるので、デザインパターンを流用している可能性もあり、その点の詳細は不明です。
さとやまガーデンもかつらぎロードを同じように、上流から下流に水が流れる意匠になっています。
写真1は最上流の噴水(泉)です。これから、歩道とモールの間に、小川が流れる構造になっています。
なお、屋根付きの屋外イベント広場もありますが、その場所は、さとやまガーデンとは、メインモールを挟んで反対側になり、ミニ公園とは独立しています。また、イーアスつくばが、モールの周辺にドーナツ状に駐車場を配置しています。なので、表裏はそれほど明確ではありません。これに対して、イオンモールつくばでは、駐車場がメインモールの片側に位置していて、駐車場側が表側、常磐高速に面して駐車場のない反対側が裏側のイメージになります。さとやまガーデンは表側にありますが、イベント広場が裏側にあるので、常設の扱いではないように思われます。
小川は写真2では歩道の右側、写真3では歩道の左側にあります。ベンチも写真2、写真3のように配置されています。ただし、写真2と写真3を比べていただくとわかるように、景観の変化は小さいです。
名称がさとやまガーデンですから、さとやまにある自然をイメージした着飾らない植生のあるミニ公園というコンセプトではないかとおもわれます。しかしながら、つくば市の周辺には、実際の里山をそのまま公園にした施設があるので、「さとやまガーデン」というイメージは田舎の人には受けないのではないかと思われます。また、手入れが頻繁にして、花を植え替えるイメージではなさそうです。
イオンモールつくばでは、植生を、建物の表面近くに這わせている場所もあり、さとやまガーデンはそことの一体性を狙っているところがあるかもしれません。
同じようなショッピングモールに設置されるミニ公園でも、場合によってコンセプトはずいぶん異なっています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AB