G'MICでさくら交通公園~つくば市とその周辺の風景写真案内(38)

G'MIC

G'MICは、イメージフィルター群です。フィルムシミュレーションや3DLUTも含まれています。

写真用というよりは、画像処理アルゴリズムの集大成と考えられます。

もとは、コマンドラインで動く、変換フィルターだったのですが、現在は、Krita,GIMPなどの画像処理ソフトのプラグインとしても提供されています。Kirtaの場合には、デフォルトで組み込まれていますので、そのまま使えます。

KirtaはRAWファイルは読めませんので、カメラでJpegを作っておくか、darktableでRAWからJpegフィアイルを作っておく必要があります。準備は、これだけです。

写真1はキャノンの現像ソフトで、RAWを現像したものです。

写真2は、darktableでRAWを現像したものです。縦の線をそろえてあります。縦の線をそろえると、右のポールを除くか、風見鶏を除くか、どちらかにトリミングする必要があります。ここでは、風見鶏を残しています。キャノンの現像ソフトで、縦の線をそろえる機能は、見つかりませんでした。ニコンオリンパスの現像ソフトには縦の線をそろえる機能がありますが、darktableと比べると見劣りします。

写真2で既に、絵画っぽい感じになっています。

写真3はG'MICのポップシャドウを使いました。

写真4はG'MICのポスタリゼーションを使いました。

写真5はG'MICのブーストクロマシティを使いました。

いずれも、パラメータはデフォルトで変えていません。

場合によっては、G'MICを使うことも有益と思われます。

 

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写真1 キャノンのオリジナルJpeg

 

 

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写真2 darktableで編集した写真

 

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写真3 ポプシャドウ

 

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写真4 ポスタリゼーション

 

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写真5 ブーストクロマシティ