花の色を鮮やかにするには~RGBレベル(darktable3.0第59回)

RGBレベルモジュール

darktable3.0からは、従来のレベルモジュールに加え、RGBレベルモジュールが追加されています。

従来のレベルモジュールはLab空間のLチャンネルで、白、黒、グレーを設定していました。

これに対して、RGBレベルモジュールでは、

RGB連結レベル

RGB分離レベル

でレベル設定ができます。

REB分離レベルでは、R,G,B別々にレベル設定ができます。

これから予想されることは、RGBのレベルが、R,G,Bで大きく異なる場合には、RGBレベルモジュールは有効であろうということです。

RGB連結レベルは、Lチャンネルに似ていますが、色の情報が含まれているので、その点は異なります。

使用例

ここではレベルモジュールと、RGBレベルを比較してみます。

サンプル1(その1)は花の画像に、レベルモジュールを自動設定しました。

サンプル1(その1)は左が元の画像、右がレベルモジュールの自動設定です。

 

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サンプル1(その1)


 次に、RGBレベルモジュールをつかってみます。

次は、RGBレベルモジュールのサンプル1(その2)の設定例です。RGBの各バンドごとにレベルを自動で設定しました。

 

 

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パラメータ サンプル1(その2)RGBレベル

サンプル1(その2)は花の画像に、RGBレベルモジュールを自動設定しました。

サンプル1(その2)は左が元の画像、右がRGBレベルモジュールの自動設定です。

その1よりも、黄緑色かかった画像になっています。

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サンプル1(その2)


 サンプル2(その1)は別の花の画像に、レベルモジュールを自動設定しました。

サンプル2(その1)は左が元の画像、右がレベルモジュールの自動設定です。

 

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サンプル2(その1)

 サンプル2(その2)は花の画像に、RGBレベルモジュールを自動設定しました。

サンプル2(その2)は左が元の画像、右がRGBレベルモジュールの自動設定です。

やはり、その1よりも、黄緑色かかった画像になっています。

  

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サンプル2(その2)

最後に、サンプル3として、レベルモジュールと、RGBレベルモジュールの結果を比較してみました。

サンプル3は左がレベルモジュールを使った加工、右がRGBレベルモジュールを使った加工です。

両方とも自動設定を使いました。

中央の上半分の花びらにある深い紺色は、レベルモジュールでは見えますが、RGBレベルモジュールでは消えています。一方、下半分の花びらにある深い紺色は、両方とも見えています。

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サンプル3



 

まとめ

RGBレベルモジュールを使うと、レベルモジュールではできない表現ができます。

ただし、繰り返しになりますが、ここでは、2つのモジュールの差が出やすい画像を選んでいます。逆にいいますと、2つのモジュールの差がつかない画像も多いということです。

画像を選んで使うことがお勧めです。