ノイズ低減(プロファイル)
調査された個別のカメラのノイズの統計プロファイルに合わせて、ノイズを除去します。アルゴリズムの一部ではウェーブレットが使われることがあります。
ノイズ低減(非局所平均)
ピクセル平均でノイズを除去します。ピクセル平均の重みは周辺のピクセルの類似性により変化します。ノイズ除去はリソースを大量に消費します。ワークフローの最後付近で使うべきです。
ノイズ低減(バイラテラル)
高ISOのノイズに対応します。CPUとメモリを消費します。RGBの一部のチャネルにノイズがある場合に有効です。シャープなエッジは保持されます。
まとめ
リソースの消費の観点から、第1には、ノイズ低減(プロファイル)が試されるべきです。
使用例1
昼間の画像に使用した例を示します。以下は、ピクセル等倍になっています。
左が元も画像です。右が処理後の画像です。パラメータはデフォルト(プリセット)です。
ノイズ低減(プロファイル)の結果です。
ノイズ低減(非局所平均)の結果です。
ノイズ低減(バイラテラル)の結果です。
比べてみると、バイラテラルはうまくいっていないと思います。あとの2つは、差が少ないので、計算量の小さなプロファイルでよいと思われました。バイラテラルは暗所(高ISO)対策なので、この結果は納得できます。
使用例2
夜間の画像に使用した例を示します。以下は、ピクセル等倍になっています。
ノイズ低減(プロファイル)の結果です。
ノイズ低減(非局所平均)の結果です。
ノイズ低減(バイラテラル)の結果です。
結果を見ると、プロファイルがよいとおもいます。暗所でしたが、バイラテラルは、今回は、プロファイルに劣ると思われます。
まとめ
2つのケースではプロファイルが有効でした。この結果からは、まず、プロファイルを試して、問題があれば、残りの2つを試してみればよいように思われます。