1)犬の散歩とシャッター速度(続き)
前回紹介したように、Kevin Landwer-Johanさんが、「私の経験では、1/250 秒が最も遅い安全なシャッター速度です」と書いていました。
5/2/22, 4:51 PM Pet Photography Settings: The Ultimate Guide
https://digital-photography-school.com/pet-photography-settings/
そこで、今回は、実際に、写真で確認してみます。
写真のシャッター速度は以下です。
写真1 1/125秒
写真2 1/160秒
写真3 1/200秒
写真4 1/250秒
写真5 1/640秒
写真6 1/1250秒
写真の犬は、超小型犬のチワワです。
チワワは、歩幅が小さいので、普通の速度で歩く場合でも、足の回転数が多くなります。
速く動くのは、足だけで、動体から上は安定しています。
つまり、シャッター速度が遅くなると、まず、足からブレ始めます。
シャッター速度の設定では、全くブレない速度を使う場合と、若干ブレて、動きを表現する場合があります。
写真1は歩行速度がゆっくりで、ブレていません。
写真2では、足がぶれています。
写真3でも、足が少しだけブレています。
写真4以降では、ブレはありません。
こうして見ると、Kevin Landwer-Johanさんがいう犬を撮影する場合、「1/250 秒が最も遅い安全なシャッター速度」はあたっているように思われます。
散歩中の犬は、シャッター速度優先で1/250 秒、止まっている犬は、絞り優先でということになります。