1)天候と時間
マックス・フォスターさんが、「秋の色を撮影するための 15 のヒント」として、秋の写真の撮り方を説明しています。
類似の解説は多数ありますが、比べてみると、マックス・フォスターさんの説明が抜きんでていると思います。そこで、若干テストしながら、要約して引用してみます。
第1回目は天候です。
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(1)紅葉の時期は、最初に色が変化し始めるときに行く
(2)天気は 曇りがベスト
曇りの日のソフトで低コントラストの太陽光は、葉の色が飽和して豊かに見えます。白い無色の空を含む構図は避けます。
風がほとんどない日を選ぶ。葉の動きを考慮して、フィールドで画像を確認し、必要に応じてシャッター スピードを速くする。
霧の日の雰囲気を活用する。夜間に霧が発生しやすい低地や水域を探す。朝が霧の撮影に最適です。霧は白いので、画像が露出不足にならないように注意します。
(3)撮影時間帯はゴールデンアワーとその間
日の出と日没のゴールデンアワーが基本ですが、その間の昼間にも、チャンスがあるので、見逃さないように常に準備する。
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他のHPでは、曇りが基本ですが、雨上がりが良いという人もいます。これは、霧がよいという点と似ています。
なお、日の出をブルーアワー、日没をゴールデンアワーという場合と両者を合わせてゴールデンアワーという場合があります。
また、曇りの日は、「葉の色が飽和して豊かに見えます」とあるように、葉の色が中心です。
この葉は、紅葉ですが、緑の中に紅葉が混ざるのが基本です。
全体が赤くなると、空の青の効果は大きいと考えます。
写真1は、コキアですが、この場合には、緑が弱いので、晴天でもよいと感じられます。
基本は曇りですが、杓子定規になるべきではありません。
また、「必要に応じてシャッター スピードを速くする」は、絞り優先で撮影していると、見落としがちです。
デジカメの場合、マニュアルモードでも、ISO自動が使えるので、マニュアルで撮影すべきかも知れません。
引用文献
マックス・フォスター ファイン アート 写真ブログ
秋の色を撮影するための 15 のヒント
Max Foster Fine Art Photography Blog
15 Tips for Photographing Fall Colors
https://www.maxfosterphotography.com/gallery/tips-for-photographing-fall-colors/
上記の条件、「(1)赤くなり始め、(2)風のない曇りの日、(3)ゴールデンアワー」を基準に、筆者が、今までに撮影した写真をチェックしてみました。
残念なことに、3条件を満たす写真は、1枚も撮影していないことがわかりました。
特に、(3)が厳しかったです。
写真1も、(1)(2)は、満足していると思いますが、(3)はダメです。
日没の太陽の写真はありますが、日没の紅葉の写真はありませんでした。
写真は、光が全てなので、ゴールデンアワーは、外せないと反省しています。