darktableとLightroomの比較(12)

4)手順4/5 Photoshopで色調の調整

 

手順4は、lightroomではなく、Photoshopを使う設定になっています。

 

アドビシステムズの説明は以下の通りです。

 

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Photoshopで写真を読み込み、「特定色域の選択」で特定のカラー範囲を調整。「白色系」のイエローのスライダーをマイナス方向に動かし、光芒などのハイライトにも薄く色を乗せます。

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この編集が、Lightroomではなく、Photoshopを使っている理由は、編集対象が白飛びしている部分だからです。

白飛びしているとRGBデータはオーバーレンジになりますので、RGBデータを編集する作業ができません。そこで、Photoshopを使うことになります。

darktableの編集も、基本は、Lightroomと同じで、RGBの編集です。このため、白飛びしたピクセルの編集はほとんどのモジュールではできません。

ただし、例外があります。カラーライズです。このモジュールは、白飛びしているピクセルのRGBの値は編集しませんが、マスクの範囲に、RGBで指定したカラーをオーバーレイします。

サンプルの写真では、白飛びしている部分は空になりますので、写真1では空の部分にカラーライズを適用しています。

写真1では、色はピンクですが、この色は、カラーライズで変更します。

 

 

 

 

写真1 カラーライズ