白飛び補正の補足

白飛びについて、前回、次のように書きました。


白飛び補正の方法には、次の4つがあります。

1)フィルミックRGBのリカバリータブ

2)ハイライト・リコンストラクション

3)カラーライズで色を入れる

4)raw black/white point


混乱を招きそうなので、補足しておきます。

注意点は、次の2つを区別することです。

A)RAWの白飛び

B)Jpegの白飛び

A)は更に、2つに分かれます。

A-1)RGBの全チャンネルにデータがない白飛び

A-2)RGBのどれかのチャンネルには、データがある白飛び

RAWの白飛び

RAWの白飛びは、4)で補正します。

ただし、例外的に、3)は使えます。

RGBの全チャネルが白飛びしていない場合には、ピクセルに、データがありますので、必ず、補正しなければならないわけではありません。

Jpegの白飛び

1)または、2)で補正しますが、それを使う前に、露光とフィルミックRGBのリカバリータブ以外のタブを使うべきです。

また、3)も使えます。

フィルム時代のカメラでは、白飛びと黒飛びは、よく起こりました、ただし、アナログだっため、完全な白や、完全な黒にはなりませんでした。

デジタルでも、白飛びと黒飛びを、完全に追放すると、写真がのっぺりしてしまうことがあります。

面積が小さければ、白飛びも、ある程度は許容して、3)で、真っ白になることを避けるという考え方もあります。