カラーキャリブレーションの補足です。
カラーキャリブレーションは大抵の場合、カメラのホワイトバランスより、良い結果を与えます。つまり、白が白く写ります。
ただし、蝶の羽根では、問題が起こりやすいので、補足しておきます。
写真1が、カメラのホワイトバランスです。
目でみている時には、青色を意識することはありません。
なので、青色が偽色か気になります。
写真2は、darktableのカラーキャリブレーションです。シーン参照ワークフローでは、一般にクロマが落ちますので、ここでは、カラーバランスでクロマを上げていますが、青色が強調されて、明らかに目でみた感じではありません。
写真3では、逆にカラーバランスでクロマを下げています。これが、目で見た感じに一番近く感じられます。
darktableのカラーキャリブレーションは、画面に、白又はグレーがあることが前提なので、蝶の羽根では、無理があると思われます。
かといって、この場合には、カメラのホワイトバランスが優れているわけでもありません。
なお、まれに、darktableのカラーキャリブレーションが不自然に感じられ、カメラのホワイトバランスの方が自然に感じられることがあります。