キヤノンのEOS Mシリーズには、露光のレンジ補正に関する機能が2つついています。
- オートライティングオプティマイザ
- 高輝度側の階調表現性の向上
(1)は、ゾーンシステムに似ていて、Jpegのダイナミックレンジに、RAWのダイナミックレンジを圧縮するために、暗い部分の露光を持ちあげて、明るい部分の露光を下げます。
こうすると、黒くつぶれたり、白く飛んで、見えない部分はなくなりますが、画像にメリハリがなくなり、のっぺりした印象を与えます。図鑑のような写真には、必須の機能ですが、アートらしくなくなります。この機能は、RAW画像には、影響を与えません。
(2)は、「高輝度(明るい)側の階調表現性を向上させることで、明るい被写体の白飛びをおさえることができます」と説明されています。設定は、「OFF、D+、D+2」の3種類です。
この機能を確かめるために、「OFF、D+、D+2」の3種類の画像を撮影して、ヒストグラムを比較してみました。
写真1が、「OFF」、写真2が、「D+」、写真3が、「D+2」の画像です。
D+、D+2niすると、露光が下がります。
ETTRからすれば、D+、D+2を使わずに、ヒストグラムを見て露光を調整すべきだと思われます。
ただし、フィルターが変更になっている可能性はあります。
もう少し調べる必要がありそうです。