梅の花を撮る(2022年の6)

75mmF4.8に、近い条件で撮影した梅の花の比較の続きです。

今回は、m4/3のパナソニック35-100mmを使っています。

このレンズは、換算75-200mmの画角があり、広角側では、F4.5、望遠側では、F5.6になります。

正式名称は、LUMIX G VARIO 35-100mm / F4.0-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S. で、2015年2月5日発売です。

希望小売価格:57,200円(税込) でした。実売価格41千円です。

「最大径×全長:Ø55.5 × 50mm(沈胴レンズ収納時)重量:135g」なので、ともかく小さくて軽いです。

オリンパスのキットレンズ40-150mm F4.0-5.6R SLVが、おもちゃ見たいであるとすれば、このレンズの質感は完全に、おもちゃです。

このレンズは、DMC-GF7のダブルズームキットで入手しました。プラス1万円で、レンズがもう1本ついてくるのであれば、取り敢えず、入手しておこうという考えです。ただし、見かけによらず、それなりのコストがかかっているようです。ただし、同梱用レンズは樹脂マウント仕様です。

DMC-GF7W 交換レンズ(LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.) 交換レンズ(LUMIX G VARIO 35-100mm/F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.)

最近のパナソニックの入門用ダブルズームキットレンズは、LUMIX G 25mm F1.7 ASPHを採用しています。 流石(さすが)に、これでは、売れにくいということで、2019年に、ダブルズームキットを追加(復活)しています

DC-GF10W 2017年 1月19日 発売、DC-GF09W 交換レンズ(LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.) 交換レンズ(LUMIX G 25mm F1.7 ASPH.)希望小売価格 40,700円(税込)実売22千円

DC-GF10WA 2019年 6月20日 発売 交換レンズ(LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.) 交換レンズ(LUMIX G VARIO 35-100mm/F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.)

パナソニックは、同じ画角で、LUMIX G X VARIO 35-100mm / F2.8 II / POWER O.I.S、Φ67.4mm×約99.9mm(約357g)希望小売価格 154,000円(税込)を出していますので、基本は、それを使えということですが、長さ、重量とも2倍を越えます。換算70-200mmF2.8は、大三元レンズの望遠規格ですから、これが、望遠ズームのスタンダードになります。

なお、他の2本は、以下で、F2.8通しの広角ズームはありません。

LUMIX G X VARIO 12-35mm / F2.8 II ASPH. / POWER O.I.S.希望小売価格 130,900円 (税込) LUMIX G VARIO 7-14mm / F4.0 ASPH.希望小売価格 130,900円 (税込)

キャノンのEF-M55-200mm F4.5-6.3の実売価格は、35千円なので、LUMIX G VARIO 35-100mm/F4.0-5.6の実売価格41千円は、それより高いですが、キットレンズは、プラスチックマウントなので、ほぼ同じ原価と思われます。

光学特性は、LUMIX G VARIO 35-100mm/F4.0-5.6の方が上と思われますが、見てくれが、あまりにチープなので、理解されにくいです。

入門用のデジカメは、キャノンのダブルズームキットの望遠ズームEF-M55-200mm F4.5-6.3(約260g)は、換算330mmまで、カバーしています。

LUMIX G VARIO 35-100mmでは、換算200㎜までしか、カバーしていません。

初心者は、レンズのF値を気にしませんので、望遠端がより長いLUMIX G VARIO 45-150mm/F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S(質量約200g)をキットレンズにした方が売れる気もします。

この辺りのマーケティング戦略は、キャノンの方が、上手と思われます。

35-100mm/F4.0-5.6は、望遠ズームレンスなので、撮影可能範囲は、ズーム全域で0.9m~∞(撮像面から)です。

最短撮影距離は、望遠ズームとしては、標準的ですが、望遠端が換算200mmなので、感覚的には、寄れないと感じられます。

写真1は、比較対象のM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 IIの75mmF4.8です。

写真2は、68㎜F5.5です。

写真3は、100㎜F5.6です。これが、望遠端です。

写真4は、73㎜F5.5です。

写真5は、58㎜F5.5です。

ボケの円は非常に綺麗です。

このレンズは、ズーム倍率が低いので、ボケに無理が来ていないと思われます。

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写真1

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写真2

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写真3

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写真4

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写真5