darktable3.6では、パースペクティブ、回転とクロップ、トリミングの3つのモジュールがあり、機能分担が混乱していました。特に、トリミングは、新しく追加されたトリミングモジュールと古い回転とクロップモジュールの双方でできる状態になっていました。これは、回転とクロップが、メンテナンスできないという理由で、再編成するまでの暫定的なあつかいでした。
darktable3.8では、トリミングが、トリミングモジュールのみで可能になりました。
古い回転とクロップは廃止されて、パースペクティブが拡張されて、回転とパースペクティブになっています。
今回は、実際に、例を示します。
写真1が、回転とパースペクティブを開いています。
写真2は、回転とパースペクティブの拡大です。
ここで、構造の行の四角が、今までのキーストーンに相当します・
ここで、4つの点を看板の4隅に合わせます。
従来でしたら、四角の中央にあるOKをクリックしたのですが、今回は、OKはあらわれません。
代わりに、適合の行の右端にある台形をクリックすると案内版が、長方形に修正されます。
このときに、自動トリミングを「最大の領域」、または、「もとのフォーマット」にしてしておくと、自動的にトリミングが行われます。
ここで、自動トリミングを「オフ」にすると、マニュアルで、トリミングできそうに思われますが、実は、回転とパースペクティブでは、マニュアルのトリミングはできません。
写真4は、トリミングモジュールで、マニュアルでトリミングしています。マニュアルで、トリミングするためには、トリミングモジュールを使う必要があります。
一度使い方がわかれば、問題はないですが、最初は、使い方がわからず、回転とパースペクティブで、マニュアルトリミングの方法を探して、混乱しました。