赤目の補正(1)

赤目の補正は、フラッシュを焚いたときに、瞳孔が赤くなるので、その部分をグレーに補正する手法です。

フラッシュには、赤目を避けるモードがついていますので、このモードを使うことで、赤目を避けることができます。

フラッシュを使わない場合でも、ライトの光が、瞳孔に影響を与えることがあります。

写真1は、夜間にLEDライトの明かりで撮影した写真ですが、瞳孔の部分が、紫色になっています。

darktableの古いマニュアルでは、channel mixer moduleをつかう赤目の補正の例がのっています。darktable3.6では、このモジュールは廃止され、同じ機能は、カラーキャリブレーションのグレイタブで行うようになっています。なお、現行のdarktable3.6のマニュアルには、赤目補正の例はのっていません。

赤目補正では、瞳孔の部分に描画マスクを使います。カラーキャリブレーションのグレイタブでも問題はありませんが、マスクを使うためには、インスタンスを追加する必要があります。

それも、面倒なので、ここでは、シーン参照ワークフローでは、非推奨ですが、モノクロームモジュールを使ってみます。

写真2では、瞳孔のところに、モノクロームモジュールで、描画マスクを作っています。

写真3では、向かって左の右目には、モノクロームモジュールは適用していません。向かって右の左目には、モノクロームモジュールを使っています。

赤目の時ほど、差は大きくはありませんが、紫色が消えています。

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写真1

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写真2

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写真3