JSTの外国人研究者向け住宅では、二宮ハウス(146)を紹介していますが、つくば市にはもう一軒竹園ハウスがあります。建築としての竹園ハウスは、評価が難しいです。問題は建設位置にあります。竹園ハウスは、国際議場のホールとエントランスの間にたっています。言い換えれば、国際会議場の用地を割譲して竹園ハウスが建っているのです。
写真1のレンガ色の建物が、ホール側の竹園ハウスです。左に見える建物がホールです。
写真2もレンガ色の建物が、竹園ハウスです。右側が、国際会議場のエントランスです。写真2を見ると、竹園ハウスの設計には理解できない点があります。竹園ハウスの1階の一番前のベランダに布団が干してあることがわかります。1階のベランダはエントランスからは木がかぶって見えませんが、2階から上は丸見えです。
竹園ハウス自体は、レンガ色のきれいな建物で、よくできていると思います。ただ、国際会議場のエントランスから丸見えの位置にベランダを設置するセンスは理解できません。問題の根源は、国際会議場の中に無理やり用地を取ったところにあると思われます。