ファロ(faro)~つくば市とその周辺の風景写真案内(166)

ファロ(faro)

ファロはイタリアンまたは、イタリアン・フレンチレストランです。faroはイタリア語で灯台の意味のようですが、レストランの名称としては非常によく使われる単語のようです。

このレストランの建築は非常にトリッキーです。写真1は入り口側の写真ですが、円筒の建築が折り重なったように見えます。(63)(64)で紹介した竹園西小学校の設計者の原 広司 の「集落への旅」出てくるアフリカの集落のようです。しかし、これは、トリックです。Google Mapで確認すると分かりますが、全体の形は円形のドーム型+長方形です。長方形とドームは半分ずつ重なり合ったような形をしています。長方形の部分にキッチンと長方形の食堂があり、食卓が置かれています。あとは、長方形によって一部が欠けたドームの部分が食堂になっていて、そこにテーブルが複数置かれています。

写真1の中央のガラスが入っている屋根がドームの上の明り取りになります。写真1をみると左右に三角屋根の円筒が見えるので、全体が円筒の集合体のように感じますが、それは、表側だけです。

faroは畑の中の一軒家なので、駐車場から、レストランに入る場合には、表側しかみえません。したがって、顧客は非常に変わった形の建築と思います。今回も、そのルートでしたので、裏側の写真は撮影しませんでした。

写真2は、入り口の部分で、ドアが、いびつな形をしているのが印象的です。

写真3は、レストランの看板です。この看板をみると、筆者は、オズの魔法使いのブリキ男を連想するのですが、オズには、faroという名前は出てこないようです。

 

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写真1 ファロ

 

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写真2 ファロ

 

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写真3 ファロ