写真1はガーデンシティ湖南の団地の地図です。南側に洪水調整池があるますが、縦に、団地の中を割るように人工河川がとっています。これを人工河川というのは、水源が地下水ポンプで組みあげているためにです。このポンプは昼間しか作動していないようで、夜間は水がながれていないようです。
洪水調整池かた、写真1の現在位置の場所まであるいてみました。人工河川沿いは公園通りにもなっています。
写真2は、公園のモニュメントです。洪水調整池のまわりもそうですが、この公園通りにベンチはありますが、数は少ないです。
写真3は人工河川の植生です。河畔植生があって、一見よさそうにみえますが、河床は、石を並べたところをコンクリートで固めてありますので、魚、貝、底生生物は棲めません。また、水が、夜間はきれるので、池などの水たまりがなければ、生物はすめません。
写真4は唯一の池らしい構造物ですが、これは、河川の最下流端の洪水調整池に合流する直前にあります。ですから、水が切れた時の生物の避難所としては、機能しません。
公園を管理している住民組織のレポートにもありますが、この人工河川は水質問題を抱えているようです。写真5は、河川から取り出した藍藻類です。藍藻類は富栄養の指標植物です。
この人工河川に下水が混入しているとも思われないので、組みあげた地下水の水質がわるいのかもしれません。