赤塚公園の彼岸花~つくば市とその周辺の風景写真案内(1315)

赤塚公園の彼岸花は、既に、花が終りつつありす。

 

その理由は、わかりました。

 

日本の彼岸花は三倍体で、種を付けません。

従って、彼岸花は、株わけで増やすの、全てクローンになります。

DNAが同じなので、開花時期が揃って、見事な花になります。

 

種を付ける二倍体の彼岸花もあるようです。

 

第1は、中国の原種の彼岸花は、二倍体です。

 

第2に、突然変異によって、三倍体の彼岸花から、二倍体の彼岸花ができる可能性があります。


栗田 子郎 「ヒガンバナの博物誌 (のぎへんのほん) 」( 1998)によると、二倍体は三倍体より早咲きになるそうです。

 

赤塚公園の彼岸花の開花時期が早い原因には、赤塚公園の彼岸花が、二倍体である可能性があります。

 

写真1は、赤塚公園の彼岸花(9月27日)ですが、花が終わっています。

 

写真2は、彼岸花の種で、二倍体のようです。

 

写真3は、赤塚公園の道路沿いの彼岸花(9月27日)で、満開です。

 

三倍体のようです。

 

智光山公園によると二倍体の彼岸花は、日本にもあり、小彼岸花と呼ばれているようです。

つまえい、赤塚公園の彼岸花は、小彼岸花になります。

ヒガンバナの中には他よりも1か月ほど早く咲くものがあります。これはコヒガンバナ(小彼岸花)と呼ばれる二倍体のものです。もし開花時期の早いヒガンバナの花をみつけたら、黒い種ができるか観察してみましょう。小彼岸花といっても花が小さいわけでなく、彼岸花との見分けは難しいようです。

 

www.parks.or.jp

 

写真1 赤塚公園の彼岸花

 

写真2 彼岸花の種

 

写真3 道路沿いの彼岸花