赤塚公園の彼岸花は、既に、花が終りつつありす。
その理由は、わかりました。
日本の彼岸花は三倍体で、種を付けません。
従って、彼岸花は、株わけで増やすの、全てクローンになります。
DNAが同じなので、開花時期が揃って、見事な花になります。
種を付ける二倍体の彼岸花もあるようです。
第1は、中国の原種の彼岸花は、二倍体です。
第2に、突然変異によって、三倍体の彼岸花から、二倍体の彼岸花ができる可能性があります。
栗田 子郎 「ヒガンバナの博物誌 (のぎへんのほん) 」( 1998)によると、二倍体は三倍体より早咲きになるそうです。
赤塚公園の彼岸花の開花時期が早い原因には、赤塚公園の彼岸花が、二倍体である可能性があります。
写真1は、赤塚公園の彼岸花(9月27日)ですが、花が終わっています。
写真2は、彼岸花の種で、二倍体のようです。
写真3は、赤塚公園の道路沿いの彼岸花(9月27日)で、満開です。
三倍体のようです。
智光山公園によると二倍体の彼岸花は、日本にもあり、小彼岸花と呼ばれているようです。
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ヒガンバナの中には他よりも1か月ほど早く咲くものがあります。これはコヒガンバナ(小彼岸花)と呼ばれる二倍体のものです。もし開花時期の早いヒガンバナの花をみつけたら、黒い種ができるか観察してみましょう。小彼岸花といっても花が小さいわけでなく、彼岸花との見分けは難しいようです。
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