らぽっぽなめがたファーマーズヴィレッジは、2013年に廃校になった小学校の跡地に、2015年10月にオープンした体験型農業テーマパークです。
白ハト食品工業株式会社(大阪府守口市)が、なめがた農業協同組合(JAなめがた、行方市)と共同で作った農地所有適格法人の株式会社なめがた白はとファームが運営しています。
正社員50名の他に、令和4年は100名の多様な人材からなる地域社員とパート社員を雇用しています。
白ハト食品工業株式会社は、スイーツ専門店「らぽっぽファーム」を運営しています。
白ハト食品工業株式会社は、は、農業〜製造〜販売(第6次産業)を行う、いも・たこ・なんきん総合食品メーカーです。
2017年8月からは、畑のそばで楽しめる「ファームグランピング」で、テントで宿泊もできるようになりました。「水郷潮来バスターミナル」からなめがたファーマーズヴィレッジまでをつなぐ、水陸両用バスの運行が、2017年9月からスタートしています。
館内には、やきいもについて学んだり工場見学をできる「やきいもファクトリーミュージアム」、地元の新鮮な野菜を買えるマルシェ、なめがたファーマーズヴィレッジで採れた野菜をたっぷり味わえるレストラン、熟成干し芋のテイスティングができる「干し芋Bar」などがあります。
2018年4月には、施設内に企業型保育園「やきいも保育園」もオープンしています。
表1を見ると、平成29年の利用者は、22万人いることになります。
表2は、茨城県観光動態調査のデータです。
表1と表2が、重なっている平成25年度で見ると、表1では、34万人に対して、表2では、4.8万人と7倍程度の差があります。
表3は、霞ヶ浦ふれあいランドの収支です。
平成25年の入場者数は、水の科学館が、2.6万人、虹の塔が1.5万人で、合わせて、4.7万人です。この数字は、表1に一致しています。
つまり、表では、同じ観光客が複数施設を訪れた場合の重複を考慮していません。
表2では、重複を考慮しています。
平成25年のネットの観光客数は、4.8万人です。
平成29年の観光客動態調査結果の行方市の観光客数は重複を含めて666,600人です。
これは、表1にほぼ一致します。
令和4年の観光客動態調査結果の行方市の観光客数は重複を含めて391,500人です。
これは、平成29年の59%になります。
令和5年のデータはまだありませんが、仮に66%まで回復しているとすれば、15万人になります。
重複の割合がわかりませんが、仮に3倍であれば、5万人になります。
霞ヶ浦ふれあいランドは、表3のように、毎年8000万円から1億円の委託費をつぎ込んで赤字で、閉鎖しています。
霞ヶ浦ふれあいランドは、ふれあい動物園として、再整備する計画ですが、オープンが一度延期されて、2023年11月になっています。
しかし、2023年11月13日現在でも準備中のままで、まだ、オープンしていません。
霞ヶ浦ふれあいランドは、国道6号線や常磐高速から30分程度の時間距離にありますが、入場者の確保ができませんでした。
追記:
霞ヶ浦ふれあいランドは、12月3日現在で、まだ、オープンしていませんが、「どうぶつとみんなのいえ」の開園までの期間に、動物とのふれあい体験や秋祭りなどのイベントを実施しています。
https://www.city.namegata.ibaraki.jp/sys/public/data/doc/1559696284_0.pdf
観光系施設の一体的更新・運営による広域観光整備に向けた情報整備調査報告書 平成 28 年 2 月 行方市
https://www.mlit.go.jp/common/001266169.pdf