乙戸沼公園(土浦市)~つくば市とその周辺の風景写真案内(1078)

6月3日の乙戸沼公園です。

 

乙戸沼には、集水域は、ほとんどゼロです。

 

これは、豪雨になっても、水位が変わらないことを意味します。

 

乙戸水生植物園は、開発にともなう洪水調整池です。ここの無降雨時の水は低く、豪雨いになると洪水をため込みます。今回も洪水をため込んでいます。

 

このため込んだ洪水は、乙戸沼を経由して、乙戸川に排水されます。

 

つまり、隣接する乙戸水生植物園(洪水調整池)ができるまでは、乙戸沼の水位は、灌漑用水のポンプアップに依存していましたので、水位変動は小さかったはずです。

 

隣接する乙戸水生植物園が出来て、洪水時には、乙戸沼の水位が上がるようになりました。

 

また、土砂の堆積も増えたと思われます。乙戸沼の構造は、土砂の排出を前提にしていません。このため土砂の排出は困難です。

 

沼が浅くなったため生態系は変化しています。

 

隣接する乙戸水生植物園を建設する時に、洪水の排水を乙戸沼を経由させず、直接、乙戸川に排水すれば、影響は小さくなったと思われます。

もちろん、隣接する乙戸水生植物園から流入する洪水は、灌漑用水としても使えるので、陽水ポンプ代の節約にはなります。ただし、土砂の排出コストを考えれば、トータルは、マイナスになると思われます。また、農地が減っているので、水不足の問題は、ないと思われます。

 

写真1 乙戸沼公園

 

写真2 乙戸沼公園

 

写真3 乙戸沼公園

 

 

写真4 乙戸川への排水口