キヤノンのAPS-Cカメラ用の標準ズームレンズのMTTF曲線

キヤノンAPS-Cカメラ用のMTTF曲線をまとめておきます。

EF-MマウントとEF-Sマウントの標準ズームレンズは、以下の5本です。

 

(1)は、既に、製造中止です。

(5)だけが、ズームしても、F値がかわりません。これは、10万円以上します。

(3)は5万円、(1)(2)(4)は3万円前後です。

 

キヤノンのHPから引用したMTTF曲線をみると、(3)を除けば、価格にかかわらず、新しいものがよくなっています。

 

つまり、古い銘玉という考えは通用しません。

(1)と(2)の間は、3年、(2)と(4)の間は、1年半です。

(2)と(3)を比べると、(3)が優れています。

 

18-150mは、便利ズームとしては、驚異的にコンパクトです。

 

このレンズは、18-50mmと50-150㎜で光学特性が不連続に変化します。

18-50mmの描写は、15-45㎜のレンズより上です。

 

つまり、第1に使うべき標準ズームは、EF-M15-45mm F3.5-6.3ではなく、EF-M18-150mm F3.5-6.3です。

 

それでは、EF-M15-45mm F3.5-6.3を使う場面はあるかという疑問が生じますが、FE-M11-22mm F4-5.6を持っていれば、  EF-M15-45mm F3.5-6.3は使うべきではないと考えます。

EF-M15-45mm F3.5-6.3は、EF-S18-55mm F4-5.6レベルに改善してほしいですが、Kiss M/M2が売れていますので、キヤノンとしては、ラインアップを変更することはないでしょう。改良型は準備されていると思いますが、出て来るのは、Kiss M/M2の売り上げが、落ちてきたときだろうと思います。買い替え需要を考えると、今、改良型を投入するメリットはありません。






(1)EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM   2012年9月29日 発売

(2)EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM  2015年10月29日 発売

(3)EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM  2016年11月下旬 発売

(4)EF-S18-55mm F4-5.6  2017年 4月 7日 発売 

(5)EF-S17-55mm F2.8  2006年 5月26日 発売

 

 

図1 EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM 2012年9月29日 発売(出典キヤノン

 

 

 

 

図2 EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM 2015年10月29日 発売(出典キヤノン

 

 

 

図3 EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM 2016年11月下旬 発売(出典キヤノン

 

 

図4 EF-S18-55mm F4-5.6  2017年 4月 7日 発売 (出典キヤノン

 

 

図5 EF-S17-55mm F2.8 2006年 5月26日 発売(出典キヤノン

 

EFレンズ一覧

https://cweb.canon.jp/ef/lineup/

 

EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM 機種仕様

https://faq.canon.jp/app/answers/detail/a_id/91806/~/%E3%80%90%E4%BA%A4%E6%8F%9B%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%80%91ef-m18-55mm-f3.5-5.6-is-stm-%E6%A9%9F%E7%A8%AE%E4%BB%95%E6%A7%98

 

EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM 仕様

https://cweb.canon.jp/ef/lineup/ef-s/ef-s18-55-f4-56is-stm/spec.html

 

EF-S17-55mm F2.8 IS USM 概要

https://cweb.canon.jp/ef/lineup/ef-s/ef-s17-55-f28/