写真1はランドマークっぽいゲートを入れてみました。ゲートの右にある薄いピンクのバラの一部が変色して、薄茶色になっています。今年は、バラが、既に満開を過ぎています。画角を広く取ると、変色したバラを入れないで写真を撮ることは困難です。
[]内はフルサイズセンサー換算の焦点距離です。使っているのは、micro4/3とAPS-Cのセンサーです。
写真2は、換算80mm,F2.8の開放絞りで撮影した写真です。レンズは12-40㎜、F2.8通しなので、このレンズでは一番ボケる条件ですが、ほとんどボケはありません。
写真3は、換算50㎜、F1.4の開放絞りで撮影しています。この場合には、かなり、ボケてくれます。しかし、中央のバラの花の蕾7つのうち、端に位置する3つは既にボケが入っています。
写真5,6はAPS-Cのカメラで、換算120㎜、F4.0です。この場合には、中央にある花はボケずに背景がボケます。
写真4は、G’MICフィルターでボケを入れたものです。このフィルターは夜景の方がきれいに見えると思います。
スマホでボケを入れる場合には、画像を前景と背景に分解し、背景にガウスフィルターをかけて合成します。ですので、前景の一部がボケてしまうという不都合はおこりません。
ボケで失敗した画像は後で修正ができません。ですから、初めて撮影する場合にはボケは狙わないでPモードで十分とも思われます。
ポートレートの場合には、人間の頭の大きさはだいたい同じなので、画角と絞りと撮影距離を決めてしまって撮影すれば、きれいなボケの写真を直接とることが可能です。一方、花の場合には、サイズや奥行きが様々なので、ボケの調整は難しいと思います。
桜を撮りに行ったときに、桜の花のアップを撮影しているカメラマンにも会いました。これも、個人的には、好みではないアングルになります。
まあ、ローズガーデンの中で、一番美しい花を探して、撮影するという選抜に意味がないとは言えないのですが、そこまでの、審美眼に自信はありません。