坂野家住宅は、常総市(旧水海道市)にある古民家で、江戸時代中期の建設です。
位置は、今まで紹介した中では、小貝川の三日月湖である吉野公園の近くになります。
住宅は上から見るとT字型をしていて、縦の棒の部分と横棒の右がが母屋、横棒の左が書院になります。書院は大正9年に建て替えられたので、江戸時代の建築を残すのは母屋の部分になります。T字の縦棒の部分は、幕府の役人に接待に使ったようです。
写真1が案内板です。
写真2は、表門で、江戸時代には、表門を建設することは、武家の特権で、幕府の出張所的な機能をもっていたため、特例で許可されたようです。
写真3は母屋です。
写真5は前庭です。表門をはいったとことが、塀で囲まれた敷地になり、そこにも庭があります。ここは門の外にあり、発掘で庭があったことがわかり再現されてようです。
坂野家住宅は古民家(農家)とはいえ、一部に武家を迎える部屋があります。このために、時代劇の撮影によく用いられるようです。