OpenAIのライバルのAnthropicが、2024年3月にGPT-4を上回る性能を持つ新しいAIモデルClaude3を発表しました。
Amazonは2023年9月に、Anthropic12億5000万ドルの投資を発表し、その際に最大40億ドルを投資する計画を表明しました。
Amazonは2024年3月28日に、Anthropicに27億5000万ドル(約4162億3200万円)の追加投資すると発表しました。2023年9月の12億5000万ドルを合わせると、40億ドルになるので、今回の追加投資で計画完了になります。
湯川鶴章氏は、Amazonの追加投資によって、LLMはOS、エージェントはアプリになり、OpenAI + Microsoft連合 vs Anthropic + Amazon連合 vs Googleという三つ巴の戦いになりそうだといいます。
<< 引用文献
LLMはOS、エージェントはアプリ 2024/04/04 Nesweek 湯川鶴章
https://www.newsweekjapan.jp/yukawa/2024/04/llmos.php
>>
2024年4月1日から、勤務医の時間外労働にこれまでなかった上限(年間960時間)が設けられました。
その結果、医師不足が明確になり、一部の業務は、「診療看護師」が行なっています。
韓国の医学部の定員増に対するストライキは他人事ではありません。
ヘルスケア領域の文書作成のエージェントには、既にAbridgeがあります。
Abridge は、医療対話を文字に起こし、強調表示し、要約するデジタル ツールで、医師が手動でメモを取る手間を省き、患者の文書作成を改善します。 その消費者向けアプリは、簡単に参照できるように重要な情報を要約することで、患者に自分の健康に関する情報を提供します。
<<引用文献
Abridge
https://healthcare.boardofinnovation.com/jaA/アブリッジ/
>>
Abridge は、有名な電子医療記録システムであるEpicと提携しています。
これから、日本が、医療AIを使えば、貿易収支は、膨大なデジタル赤字になります。
とはいえ、現在の病院ごとのカルテでは、持続可能ではありません。
Claude3もメモリ空間は、人間より大きいです。
「診療看護師」が、生成AIより正しい診断が出来ているかは不明です。
2024年時点で、「診療看護師」のパフォーマンスが高くとも、生成AIに追い抜かれるのは時間の問題です。
現在でも、暗記中心の国家試験を多数行っていますが、生成AIに比べて、パフォーマンスが落ちることは明確です。
義務教育も暗記中心で、公式を覚えるような内容が主流です。
これから、必要な能力は、公式を作る能力であり、生成AIを作る能力ですが、まったく、無視されています。
半導体を大量に使う分野は、生成AIです。
将来何が起こるかは、デザイン思考をすれば、おおよそ予測できます。
こうした予測は、日本では、検討されていません。