国立科学博物館筑波実験植物園のショクダイオオコンニャク~つくば市とその周辺の風景写真案内(1064)

ショクダイオオコンニャクの開花を見てきました。

 

植物園によると、19日午後3時ごろから開き始め、午後10時半には高さ190センチ、直径93センチに達し、約8割の開花を確認しています。

 

特別開園を20日から22日に行っています。

 

 国立科学博物館筑波実験植物園は月曜日が休園日ですが、22日は特別に開園するようです。

 

1万人近くの来園者を想定しているようです。

 

21日の日曜日の開園前にならんできました。100人程度ならんでて、50番目くらいでした。

 

 

また、今回は、2株のうち、小さい方の一株の開花です。

 

大きい方の開花は1週間後程度になりそうです。

 

写真1が展示の様子です。手前の紫の株は、未開花です。奥の黄色の株が開花しています。

 

2つの株の間に学芸員さんがいて説明してしています。

 

学芸員さんの右の帽子をかぶった子供が、ショクダイオオコンニャクの根本を撮影しています。ここには、カッターで、観察穴があけられ、花の中が見えるようになっています。

 

見学する人は、必ず、観察穴を見るので、人物が入らない写真を撮影することは困難です。

 

写真2が、開花したショクダイオオコンニャクです。

 

写真3は、観察穴の様子です。

 

神代植物園の「2022 ショクダイオオコンニャク 解体新書」が分かり易い解説です。

 

写真3の上が、雄花で、下が雌花です。

 

ショクダイオオコンニャクの花粉の運び手は、スマトラに生息するアカモンオオモモブトシデムシだけのようです。

 

この虫を呼び寄せるために、開花とともにだんだんニオイがきつくなり、最高潮に達したときは腐敗臭がします。

 

本格的な研究は2000年以降で謎も多いようです。

 

(1)葉がついている状態で開花することががあります。2017年にオーストラリアのアデレード植物園で、2022年に東京都の神代植物園で、観察されています。

 

(2)7年に1度しか咲かないというような、俗説がありました。しかし、国立科学博物館筑波実験植物園では約2年に1度に花が咲いているそうです。

 

写真1 ショクダイオオコンニャク

 

写真2 ショクダイオオコンニャク

 

写真3 ショクダイオオコンニャク