darktable 3.7のインストール

darktable3.8は、クリスマスにでる予定です。

それまでの開発版が、darktable3.7です。

darktableの新しいバージョンが出ると、you tubeにすぐに解説がでます。

例えば、Bruce Williamsさんも、その一人です。

Bruce Williams’s darktable screencast playlist

新しいバージョンが出ても、すぐに、解説動画を作ることは容易ではありません。

そこで、対処の仕方ですが、Bruce Williamsさんを見ると、開発版で、解説動画を作成しておいて、正規リリースがあったらすぐに、開発版で作成した動画を公開しているようです。

つまり、明示されてはいませんが、「開発版で作成した動画は、開発版段階では、公開すべきではないが、正規版がでたら公開しても構わない」というルールがあるようです。

このブログは、今のところ、動画と連携はしていません。

しかし、darktable3.8が出たら、その解説を載せる予定です。その場合、解説の作成についても、動画と同じ問題が生じます。

できれば、darktable3.7で、準備をしておいた方が良さそうです。

ということで、darktable3.6とは、別のフォルダーを作って、darktable3.7を、そこにイントールしてみました。

darktable3.8の解説については、上記のルールがありますので、正規版の公開後にしたいと思います。

今回は、作業状況を報告します。

キーとなるモジュールは、diffuse or sharpenです。

darktable3.7をインストールしたのですが、diffuse or sharpenを使いこなすことは容易ではありません。

詳細は、既に公開されているdarktable3.8のマニュアルを見ていただければわかると思いますが、非常に、多岐です。

  • diffuse or sharpen darktable3.8

https://darktable-org.github.io/dtdocs/en/module-reference/processing-modules/diffuse/

それから、このモジュールは、CPU負荷が大きいので、OpenCLをできるだけ準備した方がよいと、マニュアルには、書かれています。

Photo ShopもCPU負荷が大きくなり、GPUを推奨しています。

現在使用中のWindowsパソコンには、 NvidiaGPUが入っていますが、OpenCLのどのレベルまで、サポートされているは、定かではありません。

Open CLを、Wikiは次のように説明しています。


OpenCL(オープンシーエル、英: Open Computing Language)は、マルチコアCPUやGPU、Cellプロセッサ、DSPなどによる異種混在の計算資源(ヘテロジニアス環境、ヘテロジニアス・コンピューティング、英: Heterogeneous)を利用した並列コンピューティングのためのクロスプラットフォームAPIである。

2020年9月30日、OpenCL 3.0最終仕様が公開された。


5年前の2016/05/06に、@aokomoriutaさんは、OpenCLは「規格自体はKhronosが策定しており、Intel, AMD, ARMが推しています。一応NVIDIAでも動きますが、現状、やる気のなさがヒシヒシと伝わってくるので、NVIDIA社のGPUOpenCLを書くのは特殊な事情がないならお勧めしません」と書いています。

2021/04/12に、Nvideaは、OpenCL3.0をサポートしたと言っていますので、現在は、状況は改善されていますが、筆者の使っているパソコンは、2年くらい前の製品ですので、今のままの状態では、OpenCL3.0はサポートされていないと思われます。

GPUでは、一時期、Nvidiaが独占に近いときもありましたが、最近では、Appleも独自のGPUを搭載していて、APIが、Open CLであれば、GPUは選択可能になっています。

一方では、推奨ハードウェアは、選択の幅が拡がって、最適な組み合わせが、良く見えなくなり、darktable3.8のマニュアルもOpenCLの詳細については、語らないので、悩ましいところです。

https://qiita.com/aokomoriuta/items/777f00f4d9f2bec887ba