和田浦 WA・O!(わだうら わお!)(南房総市)~つくば市とその周辺の風景写真案内(791)

和田浦 WA・O!(わだうら わお!)(南房総市

和田浦 WA・O!(わだうら わお!)は、道の駅です。

ここには、体長26mのシロナガスクジラ骨格標本があります。

ちなみにこのシロナガスクジラは、1880年代にノルウェー北部フィルマンク沖で捕獲されたもの。100年以上にわたって、同国トロムソ大学(ノルウェー北極大学)のトロムソ博物館に保管されていましたが、日本とノルウェーの共同研究「シロナガスクジラの亜種種別と地域的形態変異」の研究資料として、トロムソ大学付属博物館から、しものせき水族館に貸与されている骨格が原本です。

これから、しものせき水族館、大地町立くじらの博物館、和田浦 WA・O!に3体のレプリカが作られています。

一つ一つの骨を組み上げて形をつくる(交連骨格という)が、この作製費用は1メートルにつき100万円かかるそうです。

なので、26メートルのシロナガスクジラは3000万円といわれています。

アメリカの国立自然史博物館では、旅客機の格納庫を標本の収蔵庫として活用し、そこに世界最大の動物であるシロナガスクジラの頭骨がずらーっと収蔵されているようです。

しかし、現在、国内には日本周囲由来のシロナガスクジラ(成体)の完璧な全身骨格は一つもないようです。

クジラ1頭の骨格標本を作るには○○○○○円!! 国立科学博物館の知られざる舞台裏 2021/10/17 YAMAKEI https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=1684

写真1 和田浦 WA・O!のシロナガスクジラ骨格標本(展示が難しい、後ろ脚は、見えません)