道の駅ローズマリー公園（３）(南房総市）～つくば市とその周辺の風景写真案内（７８７）

道の駅ローズマリー公園（３）(南房総市）

ローズマリー公園

１）経緯

丸山町では昭和10年頃から風車が田畑の灌漑用に積極的に取り入れられ、多い時期には100基以上の風車が町内で回っていました。

1988年（昭和63年）に、風車の異国ムードを町おこしに活用しようと、当時の竹下内閣が拠出した『ふるさと創生資金』を利用して「風車とローズマリーの里」づくり構想に着手します。

1988年9月 - は最初の木製風車3基が設置され、198812月には風車への夜間のライトアップが行われます。 1989年 - 風車10基を増設します。 1991年 - 「風車とローズマリーの里」マークを作成します。 1991年9月22日 - 「ローズマリー公園」を開園します。 25基の風車を町内に設置し、ローズマリーを町の花にも指定します。 1992年 - 「農村優良賞」を受賞しています。 1994年 - 「毎日・地方自治大賞」奨励賞を受賞しています。 1995年5月4日 - 古城風の展望台が完成します。 1996年 - 「手づくり郷土賞」を受賞しています。 1997年4月23日 - 「シェイクスピア・カントリー・パーク」を開園します。 1998年4月17日 - 建設省に登録して「道の駅」になります。 2006年3月　- 市町村合併により、「道の駅ローズマリー公園・丸山町」が、「道の駅ローズマリー公園」に名称変更します。 2011年11月「シェイクスピア・カントリーパーク」は、影響不振で閉鎖になります。 2012年11月15日 - 食のテーマパーク「はなまる市場」がオープンします。旧「シェイクスピア・カントリーパーク」は一部が無料公開、一部が取り壊されています。詳細は後述します。

２）名称区分

1997年から2011年までは、「シェイクスピア・カントリー・パーク」が営業していました。その時は、全体は、「ローズマリー公園」と呼ばれ、大きく分けて三つの公園に分かれていました。

（１）ローズマリー・ガーデン（２）リバーサイドプラザ（３）シェイクスピア・カントリー・パーク

２－１）リバーサイド・プラザ

現在の「ローズマリー公園」のパンフレットからは、記載が削除されています。

リバーサイド・プラザは、丸山川の川沿いの遊歩道です。河口側に、駐車場が整備されています。

「17種類のハーブが植えられ、歩道には、ギリシャ神話から生まれた12の星座のモニュメントをレイアウトした爽やかなスペースです」と観光案内には書かれています。Googleでみると、遊歩道は残っています。モニュメントが残っているかは不明です。経費節減で、ローズマリー・ガーデン内の花の管理の水準が、以前の写真と比べる劇的に下がっていますので、リバーサイド・プラザのハーブもあまり管理されていないと思います。

２－２）シェイクスピア・カントリー・パーク

シェイクスピア・カントリー・パークは、有料エリアでしたが、閉鎖になっています。

どこまでが有料エリアだったのか、確定ができません。

また、既に、取り壊した建物もあります。

以下の施設がありました。

（１）ニュープレイス二階のシェイクスピアに関する広い資料展示室（シェイクスピアミニ展示室）があり、ジオラマ作品「テムズ河の河畔」「１６世紀のグローブ座」などが展示されています。（２）綺麗な庭（Formal Garden）　　ニュープレイスの裏のノット式の庭です。４体の石像が飾られていたようですが、撤去されています。（３）バースプレイス　イングランド中部のストラットフォードにあるシェイクスピアの生家を模した建物です。（４）パーマーズファーム１６世紀の民家を再現した建物です。これが、有料エリアだったかは不明です。（５）村の広場（Village Green）撤去済みで、確認できませんでした。

２－３）ローズマリー・ガーデンこれは本来の道の駅で「ときめきプラザ」といいます。

「ときめきプラザ」の中心施設「丸山町交流・体験センター」では、野菜類を除く土産物類を扱っており、軽い食事と案内機能を担当しています。

この他に、「ときめきプラザ農産物直売所」があります。

３）「はなまる市場」オープン後

３－１）全体

一部施設が撤去されています。風車はなくなりました。

シェイクスピアミニ展示室以外の施設は、公開されていません。

あるいは、土日などのピークだけの公開のようです。

古城風の展望台、教会風の白い建物ローズマリーホール、バースプレイス、パーマーズファームは、閉鎖していました。

シェイクスピアミニ展示室以外には、関連の施設の説明はありません。

３－２）売店

「はなまる市場」がメインの売店のようです。