darktable事始めー最新版version3.2.1用(13)

補足(6)右ボトムパネル

darkroomの下に並んでいるアイコンの位置をボトムパネルとよびます。

v.3.2になって、v3.0から右ボトムパネルのアイコンが2つ追加になりました。(写真1)

追加になったアイコンは1番目と6番目です。1番目については、既に、露光のところで触れていますが、ここで、6つのアイコンの機能をまとめておきたいと思います。

 

1番目(電球)

ISO12646カラーチェッカーモード(写真2、写真3)を表示します。露出補正時に使います。

以下を評価します。

  • 中程度の灰色の領域がある画像の全体的な明るさ

  • 白い輪郭とのコントラスト

2番目(イメージセンサーアイコン)

RAWファイルの、露出オーバー/露出不足の警告を表示します。(写真4)

デフォルトの「CFAカラーでマーク」モードでは、それぞれの原色(赤、緑、青)のパターンが表示され、クリッピングされているチャンネルがわかります。

3番目(2等辺三角形X2アイコン)

Jpegの、露出オーバー/露出不足(白飛びと黒飛び)の警告を表示します(写真5)。

アイコンをクリックすると、警告のオンオフが切り替わります。黒飛びと白飛びと黒飛びのピクセルは、目立つ信号色で表示されます。 キーボードショートカット「O」を使用して、警告をアクティブにできます。

 

4番目(カラーチャートアイコン)

ソフトプルーフ。(ソフトウェアによる色校正)(写真6)

アイコンをクリックすると、画像のソフトプルーフ表示モードがアクティブになります。 ソフトプルーフを使用すると、プリンタープロファイルを使用してレンダリングされた画像をプレビューして、最終的な印刷で色がどのようになるかを確認できます。 プリンタ以外に、WEB、ディスプレイの表示もソフトプルーフできます。キーボードショートカット「Ctrl + S」でアクティブにもできます。 画像の左下にある「soft proof」メッセージが、ソフトプルーフ表示モードを示します。

 

5番目(注意アイコン)

色域チェック。(写真7)

アイコンをクリックすると、画像の色域チェック表示モードがアクティブになります。 色域チェックは、選択されたソフトプルーフプロファイルに関して、色域外のすべてのピクセルをシアンでハイライトします。 キーボードショートカット「Ctrl + G」でも色域チェックを有効にできます。 画像の左下にある「gamut check 色域チェック」という情報メッセージは、色域チェック表示モードを示します。 色域チェックとソフトプルーフは相互に排他的なモードです。この2つのチェックのパラメータ設定は共通です。

 

6番目(縦縞・横縞アイコン)

ラインカラー設定。

描画マスクや、クロップ時のラインの色を設定します。(写真8)

 

 

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写真1 右ボトムパネル

 

 

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写真2 ISO12646カラーチェッカー

 

 

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写真3 ISO12646カラーチェッカー

 

 

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写真4 RAWファイルの露出オーバー/露出不足の警告

 

 

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写真5 Jpegの白飛びと黒飛びの警告

 

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写真6 ソフトプルーフ

 

 

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写真7  色域チェック

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写真8 ラインカラー設定