大阪万博の入場者数(1)

注:計算間違いが見つかったので、数字を訂正しました。(4/20)

 

この記事は、4月18日までの、入場者数をもとに書いています。

 

 博覧会協会は19日、4月13日に開幕した大阪・関西万博の総入場者数が50万人を突破したと発表しました。

博覧会協会によりますと4月18日の入場者数は9万1000人で、開幕6日の総入場者数が約51万3000人(この内、関係者は約10万人)に到達したということです。

 

 (財)2005年日本国際博覧会協会のHPによりますと、2005年に愛知県で開催された「愛・地球博」の50万人突破は開幕2週目に入ってからで、開幕6日目で突破した2025年大阪・関西万博はそれよりもペースが早いことになります。

 

 なお博覧会協会は、万博を共に作り上げる方という意味で、関係者も「来場者数」に含んで発表しています。(赤字は筆者の追加で、元データにはない)

 

この記事は、4月18日までの、入場者数をもとに書いています。

(太字は筆者の追加で、元データにはない)

 

表1 入場者数データ

 

         入場者  関係者  純入場者 毎日

4月13日 日      141000  22000   119000   114000

4月14日 月   68000  17000   51000     51000

4月15日   62000  16000   46000     46000

4月16日   71000  15000   56000

4月17日   80000  15000   65000

4月18日   91000  15000   91000

 

合計     513000   100000     413000

 

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【速報】大阪・関西万博の総入場者数が50万人を突破 2005年開催の愛・地球博より早いペース 2025/04/19 ABCニュース

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比較している愛・地球博のデータは、以下にあります。

 

愛・地球博 入場者の動向

http://www.expo2005.or.jp/jp/jpn/about/post/post_b/post_b1.html

 

愛・地球博の初日の入場者は、2日目と大きく変わりません。

 

つまり、大阪・関西万博の初日のデータはアノマリーで排除して比較する必要があります。

 

上記のHPには、毎日の入場者数の数字はありませんが、1週間の単位の平均の数字があります。

 

第1週の平均入場者数は60870人です。

 

なお、愛・地球博の入場者数のデータ精度は、1人単位です。

 

EXPOデータ集

http://www.expo2005.or.jp/jp/jpn/data/data_a1.html

 

大阪・関西万博のアノマリーと関係者を除いた12日から18日の平均は、58800人です。

これでは、土日のデータがないので、愛・地球博のデータを使って補正します。

 

【曜日別の平均入場者数】

月   116403

  107816

  112190

  108479

  115218

  140140

  132880

全平均   112021 

平日平均 119018

補正係数 1.06

これから平日平均に、1.06倍すれば、週平均の近似62328人が得られます。

 

1週間の合計では、436296人になります。

 

50万人をこえる予想日は、9日目になります。

 

4月19日の予測入場者数は、62328x140140/118018=74011人になります。

 

大阪・関西万博の開催期間は2025年4月13日-10月13日の184日間です。

 

愛・地球博の開催期間は、 2005年3月25日から2005年9月25日の185日間です。 

 

大阪・関西万博協会は、2820万人の来場を見込み、通期パスなど複数来場を勘案して2300万枚のチケット販売を目指しています。

 

愛・地球博の計画当初の目標入場者数は、1500万人です。最終的には、 2204万9544人が来場しています。

 

1日平均62328人をつかった大阪・関西万博の予想来場者数は1147万人です。2820万人に対する充足率は40.1%です。

 

1日平均60870人をつかった愛・地球博の予想来場者数は1112万人です。1500万人に対する充足率は74.1%です。

 

大阪・関西万博の目標入場者数2820万人を184日で割れば、1日の期待入場者15万3260人が求まります。

 

表1の入場指数データは、1000人単位で、精度に疑問があります。

 

4月16日の毎日新聞は次のように伝えています。

 

大阪・関西万博は13日に開幕。事前予約は14万人超だったが、実際の入場者は11万9000人にとどまった。14日は5万1000人で初日から半減し、15日も4万6000人と伸び悩んだ。

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大阪万博も「スロースタート」? 愛知は入場者数目標を達成、要因は 2025/04/16 毎日新聞

https://mainichi.jp/articles/20250416/k00/00m/040/241000c

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毎日新聞の数字は、表1の入場指数データの毎日の列に赤字で書いてあります。

 

つまり、表1の入場指数データは、事前予約数であって、入場者ではありません。

 

事前予約数が、入場者数になるように、関係者数を調整した疑惑があります。

 

4月14日と15日の純入場者数と毎日のデータの偏差は0人になり、この疑惑で説明が可能です。

 

段落の論理では、共感が全てに優先します。

 

共感はデータに優先します。

 

その点を整理した図1を示します。

 

今までの段落の論理を段落の論理1に、データを考慮した段落の論理を段落の論理2に整理しました。



図1 段落の論理



段落の論理2が機能すると、判断の基準になる捏造されないデータが入手不可能になります。

 

これは、太平洋戦争の戦果で実際に起こった状況です。

 

文部科学省は、履修主義というトピックをつくり、大学にこのトピックに合わせたデータを要求します。たとえば、留年率が高いと補助金をださないといいます。

 

その結果、留年のデータは学力を反映しない捏造データになります。この留年データでは、大学で何が起きているかを判断することはできません。

 

国土交通省は、自動車の性能はこうあるべきというトピックをつくります。トピックの主張に合わせた性能試験のデータを要求します。これは、因果の矢印でみれば、段落の論理2データの捏造ルートになります。

 

性能試験のデータには、バラツキがあります。明確な閾値ばある場合を除けば、ある基準値を守ることに合理性はありません。基準を若干クリアできない場合には、税率があがるが、自動車を販売できるという制度も可能です。パラグラフの論理では、因果の矢印は、データからトピックに向かうので、こうした制度になります。



表1の入場者数データの利用目的は、次の2つです。

 

第1に、このレベルの入場者数で、会場の管理に問題がないかという判断に使います。

 

第2に、入場者数を増減する目標になります。

 

2820万人の来場者数を前提にすれば、1日あたり、15万3260人が目標になります。

 

62328人では、90932人増やす必要があります。

 

こうした数字を無視して、愛・地球博より上手くいっているという情報操作をすることは正気を欠いていています。太平洋戦争の大本営と同じスタンスです。

 

最初の1週間の愛・地球博の充足率は、74.1%でしたが、大阪・関西万博の充足率は45.4%です。

 

大阪・関西万博は、愛・地球博より、危機的な状況にあります。

 

これは、1年以上前から指摘されてきた問題で、なんら解決策を実施できなかったので、当然の結果です。入場者の結果は、予想通りになっています。

 

今後は、捏造されていない入場者数データが入手不可能になると思われます。

 

現在の博覧会は、科学技術コミュニケーションとは関係がありません。

 

科学技術コミュニケーションの場は、クラウド空間にあります。

 

筆者が大阪・関西万博で関心がある点は、財政赤字です。

 

江戸時代の吉原、シェークスピアベニスの商人に見るように、借金の返済は人権より優先します。

 

大阪・関西万博に赤字が生じた場合、その返済は、社会保障費に優先します。

 

バイデン前大統領は、奨学金返済の徳政令をだそうとしてつまずきました。

 

リフレ派は、この問題を無視しますが、借金の返済が必要になると、人権の維持が困難になります。