Maas(土浦市)とロボタクシー~つくば市とその周辺の風景写真案内(1323)

土浦市は、特殊なバスを運行しています。

定期運行は、以下です。

 

www.t-koutsu.jp

 

土浦市コミュニティ交通「つちまるバス」

www.city.tsuchiura.lg.jp

導入理由

 市では、まちづくりとの連携を図りながら、各公共交通が相互に補完し合う持続可能なネットワークを再構築し、「地区特性に応じた快適に移動できるまち」づくりを目指して、「土浦市地域公共交通計画」(以下「計画」という。)を策定しました。計画において、公共交通整備の必要性が高い地域として位置付けた公共交通不便地域等へ、コミュニティ交通の導入を図ることとしています。
 コミュニティ交通の導入に際しては、地元の方々と協議会等を組織して、運行方法や利用促進策を話し合っています。運行開始後は、利用状況から持続性確保のための検証を行い、その検証結果を活かして、他の公共交通不便地域等についても、順次、地区住民の方々と協議を重ね、その地区の特性に応じたコミュニティ交通の運行を図ります。

 

キララちゃんバス

 

www.t-koutsu.jp

 

キララちゃんバスの目的は、

①バス利用不便地域の緩和
中心市街地の活性化
③公共交通利用の促進

の3つです。

事業の運営面においては、事業実施者であるNPO法人まちづくり活性化土浦と、運送事業者の関東鉄道(株)、そして土浦市との三者協定に基づく協働事業であり、官民一体となって「まちの活性化」をみんなで推進しようというものです。

 

次は、試験運行です。

MaaS

www.city.tsuchiura.lg.jp

MaaS(Mobility as a Service)とは、地域住民や旅行者一人一人のトリップ単位での移動ニーズに対応して、複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを最適に組み合わせて検索・予約・決済等を一括で行うサービスです。
 土浦市でのMaaSの取り組みについては、関東鉄道(株)が中心となり、地域経済の活性化を図るとともに、未来技術を生かした地域内外モビリティを向上させることを目的とし、土浦市内の観光資源を活かした観光推進や市民の移動手段確保等の施策を展開しています。本市はその趣旨に賛同し、協議会に参加しています。

 

グリーンスローモビリティの運行実験 

 グリーンスローモビリティとは、時速20km未満で公道を走り、狭い路地も走行可能な電気自動車です。
 神立駅から神立駅西口地区を循環するルートと、千代田ショッピングモール循環する2つのルートで実施し、乗継もできますので、神立駅やお買い物にご利用ください。

実証実験期間/令和6年9月24日(火)~令和7年2月28日(金)
運行エリア/神立駅西口循環
      千代田ショッピングモール循環

 

写真1 キララちゃんバス

 

写真2 キララちゃんバス

 

 

写真3 つちうらMaaS

 

 

写真4 つちうらMaaS

 

今回のつちうらMaaSの乗客はゼロでした。

 

ところで、Maasの実験地区は国内に、多数あります。

 

つくば市でも、「令和6年(2024年)9月30日(月曜日)~10月9日(水曜日) ※運休日10月7日(月曜日)」で、実験が行われたことを今回検索して初めて知りました。

 

 

www.city.tsukuba.lg.jp

 

アメリカでは、自動運転タクシーが、試験営業しています。

 

コンサルティング世界大手のKPMGは、自動運転車対応指数(2020年)を発表しています。

 

1位は、シンガポールです。

 

日本は、11位です。

 

政策・法整備が18位、テクノロジーイノベーションが3位、インフラが6位、社会需要性が18位です。

 

 

第3回KPMG自動運転車対応指数を発表

https://kpmg.com/jp/ja/home/insights/2021/03/autonomous-vehicles-readiness-index.html

 

 

コンフォートデルグロ(ComfortDelGro SGX: C52)は世界で2番目に大きな交通会社で、約46,200台を運行しています。

本部はシンガポールにあり、シンガポールの他に中国、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ベトナム、マレーシアでも企業活動を行なっているます。2007年ではそれら他国での収入が約50%に達する。

 

COMFORTDELGROは2024年7月31日、中国での大規模な商用ロボタクシー事業のための戦略的提携を結ぶため、自律走行モビリティ企業Pony.aiと覚書(MOU)を締結した。

この提携は、中国市場でロボタクシー事業を商業化した後、両社が世界的に展開する安全で持続可能な自律走行車(AV)ソリューションを共同開発することを支援することを目的としています。

Pony.aiは、北京、上海、広州、深センなど中国の一級都市で完全自動運転モビリティサービスを運営する許可を取得しました。

また、韓国、ルクセンブルクサウジアラビア、アラブ⾸⻑国連邦でも提携と技術展開を開始しました。


コンフォートデルグロのグループ最⾼経営責任者チェン・シアック・キアン⽒は、同社はAV技術によって世界的な運転⼿不⾜が緩和され、サービスが⾏き届いていない地域の輸送需要を満たすことができると期待していると語りました。


これに先⽴ち、コンフォートデルグロは、より広範な成⻑戦略の⼀環として、2022年に3,000万シンガポールドルを投じて⾃動運転⾞センター・オブ・エクセレンスを設⽴した。同社はまた、世界中に29,000台を超える⾞両を擁する国際タクシーネットワークも保有しています。

 

www.businesstimes.com.sg

Maasは、時代に取り残されているように、見えます。